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- 2026-9-23
- CATEGORYインプラント
インプラント前に歯周病の全身診断が必要な理由|放置したまま埋入するリスクとは

「インプラントを入れたいけれど、歯周病があっても大丈夫なのだろうか」と不安に思っている方は少なくありません。実は、インプラント治療を成功させるうえで、歯周病の診断は治療そのものと同じくらい重要なステップです。
結論からお伝えすると、歯周病が残ったままの状態でインプラントを埋入すると、インプラント周囲炎(インプラントを支える骨や歯肉が溶ける病気)を引き起こすリスクが高まります。そのため、インプラント治療の前には口腔全体の状態をしっかりと診断し、歯周病をコントロールすることが優先されます。
この記事では、歯周病とインプラントの関係、診断の流れ、治療の順番、よくある誤解について具体的に解説します(症状や治療の経過には個人差があります)。
- ✅ インプラント治療前になぜ歯周病の診断が必要なのか
- ✅ 歯周病の検査・診断の具体的な流れ
- ✅ 歯周病とインプラントに関するよくある誤解と正しい知識
インプラントを検討している方が抱える「歯周病への不安」
「歯が抜けてしまったのはむし歯だと思っていたけれど、歯周病が原因だったかもしれない」「インプラントの相談をしたら、まず歯周病を治してくださいと言われた」——こうした経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
歯周病は、自覚症状が出にくいため「自分はそこまでひどくない」と思い込んでいる方も珍しくありません。しかし実際には、日本人の成人の約8割が何らかの歯周病の兆候を持っているとされており(厚生労働省 歯科疾患実態調査をもとにした一般的な統計値)、自覚がないまま進行しているケースも多くあります。
インプラント治療を希望して歯科医院を受診した際に、「歯周病の治療が先です」と言われると、「いつになったらインプラントができるのか」「遠回りをしているのではないか」と感じる方もいるかもしれません。しかしこれは、決して遠回りではありません。
正しい診断と歯周病のコントロールが、インプラントの長期的な安定を左右します。この順番には明確な理由があります。次のセクションから、その仕組みをわかりやすく説明します。
歯周病とインプラントの関係|なぜ診断が先なのか
インプラントは人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療です。天然歯と違って「歯根膜」と呼ばれる緩衝材がないため、周囲の骨や歯肉の状態が、治療の成否に直接影響します。
口腔内に歯周病菌が残っていると、インプラントを埋入した後にインプラント周囲の骨や歯肉が溶けてしまう「インプラント周囲炎」を引き起こすことがあります。これは歯周病と非常によく似たメカニズムで進行し、最悪の場合インプラントを撤去しなければならない事態にもなりえます。歯周病の既往がある方は特に注意が必要です(個人差があります)。
歯周病が進行すると、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)が溶けていきます。インプラントは顎の骨に固定する治療のため、骨の量が不足していると埋入そのものができないケースがあります。そのため診断の段階で、現在の骨の状態を正確に把握することが不可欠です。
歯周病をコントロールせずにインプラントを行っても、口腔環境が整っていなければ長持ちしにくくなります。診断でお口全体の状態を把握し、歯周病治療で環境を整え、その後にインプラントを行う——この順番には、治療の成果を長く保つための根拠があります(個人差があります)。

歯周病の検査・診断はどのように行われるのか
「歯周病の診断」と聞いてもピンとこない方も多いかもしれません。ここでは、実際に歯科医院で行われる歯周病の主な検査内容についてわかりやすく説明します。
プローブ検査(歯周ポケット測定)
「プロービング」とも呼ばれ、歯と歯肉の境目(歯周ポケット)の深さを専用の器具(プローブ)で測定します。健康な歯肉では1〜3mm程度ですが、4mm以上あると歯周病が疑われ、6mm以上になると重度の歯周病と判断される目安になります(個人差があります)。
レントゲン検査・歯科用CT
レントゲン撮影により、歯槽骨(歯を支える骨)の溶け具合を確認します。さらに歯科用CT(コーンビームCT)を使用すると、骨の形態・厚み・密度を三次元で把握することができます。これはインプラントを安全に埋入できる位置や角度を決めるうえでも非常に重要な情報です。
口腔内全体の状態チェック
歯周病の診断は、1本の歯だけを診るのではなく、お口全体のバランス・噛み合わせ・残存歯の状態をあわせて評価することが重要です。どの歯を残せるか、どの歯が予後不良かを見極めることが、その後の治療計画の土台になります。
⚠ よくある誤解:「インプラントをすれば歯周病は関係なくなる」は間違いです
インプラントは人工の歯根を使うため「天然歯のような歯周病にはならない」と思われがちですが、インプラントの周囲にも歯肉や骨があり、細菌感染による炎症(インプラント周囲炎)は起こりえます。インプラント後のケアと定期検診は、天然歯と同様に欠かせません。
インプラント治療の前後に行う歯周病対策
インプラント治療は「埋入して終わり」ではなく、治療前の準備と治療後のメンテナンスがセットで考えられています。
治療前:歯周病のコントロール
インプラント埋入前には、口腔内の炎症を落ち着かせることが優先されます。具体的には、歯石の除去(スケーリング・ルートプレーニング)、ブラッシング指導、必要に応じた外科的な歯周治療などが行われます。歯周病の進行度によっては、数ヶ月単位で治療期間がかかることもあります(個人差があります)。
治療中:骨量が不足している場合の対応
歯周病の進行によって骨が溶けてしまっている場合、骨を再生・増加させる処置(骨造成)を先に行うことがあります。こうした外科的な処置が必要かどうかも、診断の段階で判断されます。
治療後:定期的なメンテナンスで長持ちさせる
インプラントを埋入した後は、定期的なメンテナンスによってインプラント周囲炎の予防と早期発見を行うことが重要です。一般的に3〜6ヶ月ごとの定期検診が推奨されることが多いですが、口腔内の状態によって頻度は異なります(個人差があります)。セルフケアと専門家によるクリーニングの両立が、長く噛める状態を保つカギになります。
✅ 歯周病を先に治療するメリット
- インプラント周囲炎のリスクを下げられる
- 骨や歯肉の状態が整い、埋入精度が高まりやすい
- 口腔環境全体が改善され、残存歯も守られる
- 長期的に安定した噛み合わせが期待できる
⚠ 歯周病を放置したままインプラントをするリスク
- インプラント周囲炎が起きやすくなる
- 骨や歯肉が安定せず、インプラントが脱落する恐れがある
- 隣接する天然歯にも悪影響を与えることがある
- 再治療が必要になる場合がある(個人差があります)
長浜歯科医院のインプラント・歯周病への取り組み
茨城県古河市の長浜歯科医院では、インプラント治療・歯周病治療において「どの治療を行うか」よりも、「正しく診断すること」を最も重要なステップと位置づけています。
- 🦷 歯科用CT・マイクロスコープを活用した精密診断——骨の三次元的な形態を把握し、根拠のある診断と治療計画を立案します
- 🦷 サージカルガイドを用いた精密インプラント治療——術前計画にもとづいたガイドを使用し、安全性の向上に努めています
- 🦷 口腔全体を踏まえた治療方針の提案——歯周病治療・外科的治療・インプラント治療をお口全体の状態から総合的に判断します
- 🦷 院長による一貫した診断と治療——日本口腔インプラント学会所属・日本歯周病学会認定医の院長が中心となり対応します
- 🦷 個室カウンセリングスペースでのご説明——プライバシーに配慮した環境で、納得いただけるまで治療内容をご説明します

インプラントと歯周病に関するよくある質問
この記事のまとめ
- ✅ インプラント治療の前に歯周病の診断・コントロールを行うことが、長期的な安定につながる
- ✅ 歯周病菌はインプラント周囲にも影響し、インプラント周囲炎のリスクになりえる
- ✅ 歯周病の診断は、プローブ検査・レントゲン・歯科用CTなどで口腔全体の状態を把握して行われる
- ✅ インプラント後もメンテナンスを継続することで、噛める状態を長く保つことが期待できる
- ✅ 「正しく診断すること」が治療の出発点。歯の状態に不安があればまずご相談を
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インプラント前の歯周病チェックは長浜歯科医院へ
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診療時間 8:30〜11:30/13:00〜16:30(休診日:木曜・日曜・祝日)
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長浜歯科医院 院長 長浜光徳より
インプラントや歯周病の治療で大切にしているのは、「どの治療を選ぶか」よりも先に「今のお口の状態を正しく把握すること」です。診断をしっかり行わないまま治療を進めてしまうと、せっかくの治療が長続きしないことがあります。
当院はいわゆる「よくある街の歯医者さん」ですが、スタッフ一同、日々の研鑽を積み、標準的な治療を丁寧に提供することを心がけています。歯を残すこと、そして噛める状態を長く保つことを、治療の中心に置いて診療しています。インプラントや歯周病についてお悩みの方は、まずご相談ください。