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  • 2026-4-20
  • CATEGORYむし歯根管治療

根管治療後に痛みが再発するのはなぜ?考えられる原因と受診の目安

根管治療後に痛みが再発するのはなぜ?考えられる原因と受診の目安

根管治療を受けたのに、また痛みが出てきた。歯茎が腫れてきた。こんな経験はありませんか?

実は、根管治療の再発率は非常に高く、日本の保険診療においてレントゲンで症状の再発が認められた割合は45~70%にも上ります。

つまり、根管治療を受けても成功する確率はわずか30~55%しかないのです。

当院では日本歯周病学会認定医として、これまで多くの患者様の根管治療に携わってきました。その経験から、再発を防ぐためには原因を正しく理解し、適切な治療を受けることが何より重要だと実感しています。

この記事では、根管治療が再発する主な原因と、再発を防ぐために知っておくべき6つのポイントを詳しく解説します。

根管治療の再発とは?症状と見分け方

根管治療後の再発には、いくつかの特徴的な症状があります。

まず理解していただきたいのは、根管治療とは歯の中にある神経の処置を指すということです。過去に虫歯が神経にまで達して神経を取る処置をした経験があれば、それが根管治療です。

再発が疑われる主な症状

根管治療後の歯が痛む場合、何らかの異常があると考えられます。神経を取った歯は基本的に痛みを感じないはずだからです。

ただし、治療直後の痛みは再発ではありません。神経を引きちぎったような状態になり、根の先が傷になっているため、多少の痛みがあることもあります。

問題なのは、土台や被せ物が入り完治したと思われた歯が、再度痛み出した場合です。

歯茎にできる出来物(フィステル)

根管治療を受けた歯の歯茎に、ニキビのような出来物ができることがあります。これは瘻孔(ろうこう)、フィステル、サイナストラクトと呼ばれる状態です。

溜まった膿が根の中から押し出されて、歯茎に出来物ができてしまうのです。

痛みがないことも多く、出来物が潰れると気にならなくなるため、自然治癒したと思われがちです。しかし、自然治癒することはなく、多くの場合は何度も繰り返します。

歯が浮いているような感覚

疲れた時や肩こりがひどい時などに「浮いているような感じがする」という症状も、膿が溜まっていることが多く、再発のサインです。

レントゲンで確認すると、歯根の先に黒い影として膿が映ります。この部分では膿が溜まり、骨が溶けて、その圧力で痛みを感じることもあります。

根管治療が再発する6つの主な原因

根管治療の再発には、明確な原因があります。見えない細菌との戦いに敗れた結果なのです。

1. 治療時に細菌が根管内に混入した

唾液には500~700種類もの常在菌が住みついています。虫歯の原因となるミュータンス菌や、歯周病の原因となるジンジバリス菌などです。

治療中に唾液が根管内に入ると、これらの細菌が侵入してしまいます。

本来はラバーダム防湿という処置で唾液を遮断すべきですが、保険診療では使用されないことが多いのが現状です。当院ではマイクロスコープとラバーダム防湿を使用し、細菌の侵入を徹底的に防いでいます。

2. 根管のお掃除・殺菌が不十分だった

根管は微細で複雑な構造をしており、1mmの1/10以下の汚れも見落とすことなく病巣を取り除かなければなりません。

さらに、根管は歯茎の中にあり、人によって分岐の仕方が異なります。根管を1本見落としてしまうケースも少なくありません。すると、その根管にある病巣がまるまる残ってしまいます。

実際、当院に来院される患者様の中には、一般歯科での保険を使った根管治療でなかなか治らない方が多くいらっしゃいます。ある症例では、歯根が3つある発現率1%の珍しいケースで、以前の治療では3本目の歯根を見落としていたことが、何度治療しても治らなかった原因でした。

3. 根管充填が不十分だった

根管の湾曲や枝分かれが原因で、根管充填が不十分になることがあります。詰め物が歯根の先に届いていないと、汚れが取りきれず再発の原因となります。

再根管治療では、前回詰めたゴム状充填材「ガッタパーチャ」を取り除く必要があります。充填材のまわりには感染によるバイオフィルムが作られ、真っ黒な汚れが溜まっています。

このバイオフィルムに包まれた充填材が根管内にへばりついて取りづらく、感染源の取り残しが生じやすいため、再根管治療の成功率は1回目の根管治療と比べて低くなるといわれています。

4. 歯冠修復がうまくいかなかった

被せ物の適合が悪く隙間から細菌感染したり、根管充填が終了してから被せ物を入れるまでに長い期間があいてしまい、再び細菌感染することがあります。

また、被せ物の横から新たな虫歯が発症して細菌感染するケースもあります。

5. 根管の複雑な形態

根管の湾曲や枝分かれ、見落としによる未治療の根管があると、汚れの取り残しが発生しやすくなります。

当院ではマイクロスコープを使用して高解像度に拡大しながら治療することで、特殊な根管も発見できます。

6. 歯根の破折(縦割れ)

根管治療を受けた歯は、歯質の量が削られて少なくなるため、非常に割れやすくなります。

歯が割れてしまえば痛みが出ることがあり、割れた隙間が細菌の温床になります。歯根が垂直に破折した場合は原則抜歯となりますが、どうしても抜歯をしたくない場合には、割れた歯を接着剤でつなぎとめる方法もあります。

再発を防ぐための6つのポイント

根管治療の再発を防ぐには、適切な治療を受けることが不可欠です。

1. ラバーダム防湿の使用

ラバーダム防湿は、薄いゴムシートで治療対象の歯を隔離するものです。唾液が治療中の歯の中に混入することを防ぎます。

根管治療専門医にとって、治療でラバーダム防湿をすることは鉄則です。唾液を通じて常在菌が根管内に侵入するリスクや再発リスクを大幅に抑えることができます。

2. マイクロスコープによる精密治療

再発しづらい根管治療には、1/10mmをも鮮明に見るためのマイクロスコープが望ましいです。顕微鏡で歯の中を見ながら治療することで、見落としを防ぎ、精密なお掃除が可能になります。

当院では歯科用顕微鏡「マイクロスコープ」を完備し、精密な治療に欠かせない設備を整えています。

3. 適切な根管充填材の選択

根管が綺麗になったことを顕微鏡で確認した後、根管の先端まですき間が入らないように充填する必要があります。

バイオセラミクセメント(MTA)は、骨を再生させることができる充填材です。当院では症例に応じて最適な充填材を選択しています。

4. 治療後の適切な被せ物

根管治療後は、適切な土台と被せ物で歯を保護することが重要です。隙間から細菌が侵入しないよう、精密な修復が必要です。

当院では、ファイバーポストコアを使用した土台作りと、適合の良い被せ物で再発リスクを低減しています。

5. 定期的なメンテナンス

治療が終わってからの予防も重要な役目だと考えています。定期的な歯磨き指導や歯石除去、歯のクリーニングにも力を入れています。

当院の歯科衛生士は予防の専門家として、むし歯や歯周炎を発症させない知識を持ち、初期の虫歯や歯周炎を見逃さないように観察し、進行させないメンテナンス、生涯メンテナンスを行うという4つの使命を掲げています。

6. 早期発見・早期治療

違和感や軽い痛みを感じたら、すぐに受診することが大切です。再発の初期段階で対処できれば、治療の成功率は高まります。

レントゲンで歯根の先に黒い影が見えれば、膿が溜まり骨が溶けている状態です。症状が進むと、膿の穴(フィステル)ができたり、腫れが顔まで広がったり、激痛で眠れなくなることもあります。

当院の根管治療へのこだわり

長浜歯科医院では、開業以来「確かな技術」「誠実な提案と治療内容の説明」「予防歯科」「ほっとするスタッフ対応」という4つのこだわりを念頭に診療を行っています。

精密な診査・診断

歯科用CTを導入しており、精密な診査・診断が可能です。根管の形態や病巣の状態を立体的に把握することで、より確実な治療計画を立てることができます。

日本口腔インプラント学会所属の院長が、豊富な知識と経験を活かし、精密な検査を行います。

マイクロスコープを使用した精密治療

当院では歯科用顕微鏡「マイクロスコープ」を完備しています。高解像度に拡大しながら治療することで、特殊な根管の発見や、微細な汚れの除去が可能です。

実際の症例では、マイクロスコープを使用しながら丁寧にお掃除していくことで、発現率1%の3本目の歯根を発見し、何度治療しても治らなかった原因を突き止めることができました。

バイオセラミクセメント(MTA)による根管充填

根管が綺麗になったことを顕微鏡で確認した後、根管の先端まですき間が入らないように、バイオセラミクセメント(MTA)で根管充填します。

バイオセラミックセメントは、骨を再生させることができる充填材です。治療後、膿が止まり、レントゲンで見ても歯根の周りの黒い部分が小さくなったことを確認できます。

保険診療を主軸とした誠実な提案

当院では保険診療を主軸に診療を行っており、自由診療は選択肢の一環として説明し、希望者に提供しています。

治療内容や予後をストレートに申し上げるスタイルを採用しており、患者様のお時間を無駄にせず診療時間内での過不足ない説明を心掛けています。

根管治療の再発に関するよくある質問

根管治療は何回も繰り返すもの?

適切な治療を受ければ、何度も繰り返す必要はありません。しかし、日本の保険診療では再発率が45~70%と高いのが現状です。

再発を繰り返すと、歯質がどんどん削られて歯が弱くなり、最終的には抜歯になるリスクが高まります。最初から精密な治療を受けることが、歯を長く残すための最善策です。

再根管治療の成功率は?

再根管治療の成功率は、1回目の根管治療と比べて低くなるといわれています。これは、バイオフィルムに包まれた充填材が根管内にへばりついて取りづらく、感染源の取り残しが生じやすいためです。

ただし、マイクロスコープとラバーダム防湿を使用した精密な治療を行えば、成功率は大幅に向上します。当院では治療後1ヶ月・3ヶ月・6ヵ月後に経過観察を行っています。

根管治療後の痛みはどのくらい続く?

治療直後は、神経を引きちぎったような状態になり、根の先が傷になっているため、数日間は多少の痛みがあることもあります。

しかし、土台や被せ物が入り完治したと思われた後に痛みが出る場合は、再発が疑われます。すぐに受診することをおすすめします。

歯を残したい場合はどうすれば?

歯を残したい方は、根管治療の専門的な知識と技術を持つ歯科医院での治療をおすすめします。

当院では日本歯周病学会認定医が在籍しており、スタッフ一同日々技術研鑚に努めています。マイクロスコープとラバーダム防湿を使用した精密な治療で、歯を残す可能性を最大限に高めます。

まとめ:根管治療の再発を防ぐために

根管治療の再発は、適切な治療を受けることで大幅に減らすことができます。

再発の主な原因は、細菌の取り残し、封鎖不良、歯根の複雑な形態などです。これらを防ぐには、ラバーダム防湿、マイクロスコープを使った精密治療、適切な根管充填、そして定期的なメンテナンスが重要です。

当院では、歯科用CTとマイクロスコープを使用した精密な診査・診断、ラバーダム防湿による細菌感染予防、バイオセラミクセメント(MTA)による根管充填など、再発リスクを最小限に抑える治療を行っています。

根管治療の再発でお悩みの方、何度治療しても治らない方は、ぜひ一度当院までご相談ください。土曜日も16時30分まで診療しており、予約優先で待ち時間を軽減しています。詳しい治療内容や診療時間については、長浜歯科医院の公式サイトをご覧ください。皆様のお口の健康を守るため、スタッフ一同お待ちしております。

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著者情報

長浜 光徳

院長

ながはまみつのり

長浜 光徳

経歴

  • 日本歯科大学生命歯学部 卒業
  • 日本歯科大学付属病院
    臨床研修医 修了
  • 長浜歯科医院 院長継承

所属・資格

  • 日本歯周病学会所属
    日本歯周病学会認定医
  • 日本口腔インプラント学会所属
  • 日本顕微鏡歯科学会所属

役職

古河市上辺見小学校
学校医学校医 古河市上辺見保育園
園医古河市私立三田幼稚園
園医茨城県立古河中等教育学校
学校医