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- 2025-1-20
- CATEGORYむし歯根管治療
根管治療について②
こんにちは。古河市上辺見にある長浜歯科医院です。
根管治療についてです。
Q神経をとるのに大きな穴が開くのですが、あんなに削ってだいじょうぶですか?
A,歯は構造上内部が軟らかいので、虫歯は外から見えている以上に中で広がっていることが多いです。 そこで悪いところはすべて取り、さらに残った部分がかみ合わせの力で割れないように 形を整えると大きな穴が開いたように感じますが、歯を残して治療していくために必要な処置です。
Q治療期間中にすごく腫れたのですが、大丈夫ですか?
A,根の先はからだの中につながっていますので、根の中の細菌などの感染源を除去する根管治療では、 一時的に細菌などがからだの中に入ります。するとからだの方では入ってきた細菌などに対して 免疫反応が生じて、からだの均衡を保とうとします。 この反応の結果、歯がしくしくしたり浮いた感じがしたり、場合によっては 根の先の歯肉が腫れたりすることがあります。 症状が軽度なものは3~4割程度の確率で生じるとされ、通常は1週間程度で自然に治まります。 一方、残念ながら根の先の歯肉が腫れたり、ズキズキした痛みを伴う症状 (フレアーアップと呼ばれています)が生じることも数%の確率であります。 この場合は洗浄や抗生物質や鎮痛剤の服用などの処置が必要になります。 いずれの症状が出ても、根管治療の成功率には影響がないとされています。 主治医とよく相談して治療を最後まで続けて下さい。
Q根の治療のあとに削ってかぶせると言われたのですが?
A,根の治療(根管治療)を行うと、歯は筒状になり、かみ合わせの力などの外力により割れやすくなります。 そこで、かみ合わせの力を分散させるために歯を削って歯をおおうようにかぶせる治療が 一般的に選択されます。歯に接着する材料の進歩により、 前歯などではかぶせるのではなく穴を詰める治療が行える場合もあります。 ただし、神経を取った歯は詰め物が欠けても痛みが出にくいので虫歯が進行しても気づかず、 大きな割れにつながってしまうこともあり、注意が必要です。 いずれにしても、根管治療が終了した歯を長持ちさせるためには定期的な検診が重要です。
Q根の治療が終わっても咬むときに痛むのですが?
A,根の治療で歯の内部の神経は取り除きますが、歯のまわりにも神経があります。 根の治療後程度の差はありますが、このまわりの神経に一時的に痛みが出たり過敏になったり することがあります。もともと痛みが続いていた歯の場合は、 しばらく痛みが続く場合もあります。主治医の先生に経過を診てもらって下さい。
Q根の中に土台が入っていて治療が出来ないと言われました。歯肉を切って 根の先の手術をすると言われましたが、どのようにするのでしょうか?
A,歯の中にしっかりとした土台が入っている場合、 再治療のために土台を除去しようとすると根にヒビが入ったり、折れたりすることがあります。 歯を長持ちさせるためのメリットがあると考えられる場合に、 通常の歯の頭の方からではなく、逆に根の先(根尖)の方から治療する手術法があります。 歯根尖切除法と呼ばれています。歯肉を切開して根の先から感染した部分を取り除きます。
Q根の先が溶けていて、根の中からの治療では治らないので、歯肉を切って 根の先の手術をすると言われましたが、どのようにするのでしょうか?
A,根の先が病気により溶けることがあります。その場合、 根の中を歯の頭の方から治療する根管治療では、 溶けた根の先の周辺の感染した部分を取り切れないことがあります。 歯を長持ちさせるためのメリットがあると考えられる場合に、 通常の歯の頭の方からではなく、逆に根の先(根尖)の方から治療する手術法(歯根尖切除法)が あります。歯肉を切開して根の先から感染した部分を取り除きます。
日本歯内療法学会引用https://jea-endo.or.jp/public/about-faq.html
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