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- 2024-6-17
- CATEGORYマタニティ
むし歯や歯周病は、赤ちゃんにどう影響するの?
よく「妊娠中は、虫歯や歯周病になりやすい」と聞きますが、歯や口の病気であっても、赤ちゃんに影響するのでしょうか?また具体的にどんな影響でしょうか?
重度の歯周病は早産や低体重出産などで招くことがあります。
妊婦さんが重度の歯周病にかかっていると、歯周病の原因菌が赤ちゃんの発育を妨げたり、早産や低体重出産などを招く可能性があります。また、妊娠中に虫歯ができてしまっても、お腹の赤ちゃんには影響しませんが、生まれた後に、虫歯の原因菌が親子間で伝播することがあります。
★妊娠期の重度な歯周病が及ぼす、胎児への影響
主に歯の表面で定着し・増殖するミュータンス菌と違って、歯周病原細菌は血液中に侵入して増殖する性質をもっています。
歯周病原細菌が血流に乗って子宮に到達すると胎盤に感染が波及することがあります。それによって子宮内で炎症が起こると、羊水まで歯周病原細菌に感染してしまったり、胎児が発育不良になったすることが危惧されます。(出産時の体重が2500g未満であった場合は低出生胎児と定義します。)また歯肉が炎症を起こすと産出される「炎症性サイトカイン」や「プロスタグランジンE2」といった物質には子宮の収縮を誘発する作用があることから歯周病による歯肉の炎症状態が長く続き、これらの物質の血中濃度が上昇することで早産を招くと考えられています。 30代後半から40代の妊婦が増加してきている現状では妊娠前からすでに歯周病を併発してしまっている方も少なくありせん。妊娠に気づいた時点で歯周炎を発症していた場合は(またはその懸念がある場合は)歯科医師に相談してください。
プレママと赤ちゃんの歯と口の健康Q&A P16~17 医学情報社 引用参照
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