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- 2024-6-12
- CATEGORY歯周病
【古河の歯周病治療】歯周病が糖尿病を悪化させるって本当?~歯周病と全身疾患~
こんにちは。
古河市上辺見の歯医者【長浜歯科医院】です。
お口の病気である「歯周病」と全身の病気である「糖尿病」に相互関係があることをご存じですか?
ほかにも、歯周病はさまざまな全身疾患とも関係があるため、歯周病治療は全身の健康を守るためにも欠かせないものです。
今回は、「なぜ歯周病が糖尿病を悪化させるのか」と「歯周病とつながりのある全身疾患」についてお話しします。
歯周病は糖尿病を悪化させる?
歯周病とは、歯と歯ぐきの境目にある溝(歯周ポケット)に歯垢が溜まって、歯ぐきに炎症を起こし、進行すると歯を支える骨を溶かす病気です。
歯垢1mg中には約10億個もの細菌が存在しているのですが、歯周病になるとこれらの細菌が起こす炎症から毒性物質が産出されて血管に入り込み、全身を巡ります。
(参考:日本臨床歯周病学会「歯周病とは?-歯周病の原因」より) >
そして、血糖値を下げる「インスリン」の作用を抑制して、糖尿病を悪化させるのです。
さらに、糖尿病によって高血糖状態が続くと、免疫機能や傷を治す力が低下するため、歯周病を悪化させやすいといわれています。
このように、歯周病と糖尿病は別の病気ですが、どちらかが改善するともう一方も改善し、悪化するともう一方も悪化する関係にあります。
歯周病治療で糖尿病の改善につながるって本当?
厚生労働省によると、糖尿病と診断された方に歯周病治療を行うと、糖尿病の血糖コントロールの指標となる「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」に改善がみられることが明らかになっています。
日本歯周病学会や日本糖尿病学会でも、糖尿病患者さんの歯周病治療を推奨しています。
歯周病が全身におよぼす悪影響とは
歯ぐきが腫れたり血が出たりすると、細菌から毒素が分泌されます。
この毒素は、歯ぐきの中の血管から侵入して血液にのって全身をめぐり、あらゆる部位で悪さをするので注意が必要です。
●歯周病が原因となる全身疾患
・狭心症などの心疾患
・脳梗塞などの脳血管疾患
・糖尿病
・肺炎
ほかにも、早産や低体重児出産などを引き起こすリスクがありますので、妊婦さんは歯周病の予防に力を入れましょう。
日本歯周病学会認定医がいる当院で歯周病治療を
古河市の歯医者【長浜歯科医院】では、歯周病を予防して、いつまでも健康に過ごせるようにお口のサポートをしています。
土曜も16時半まで診療していますので、患者さんのご都合に合わせて通っていただけます(2023年12月現在)。
当院の院長は、日本歯周病学会の認定医であり、日本臨床歯周病学会にも所属している歯周病のエキスパートです。
歯周病治療は、当院におまかせください。