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- 2026-4-20
- CATEGORYインプラント予防
インプラント歯周炎とは?歯周病との違いと予防のポイントを解説

インプラント治療と歯周病の深い関係
インプラント治療を検討されている方にとって、歯周病との関係は非常に重要です。
実は、歯周病がある状態でインプラント治療を行うと、治療の成功率が大きく低下してしまいます。歯周病は歯を支える骨や歯肉に炎症を起こす病気ですが、インプラントにも同様の影響を及ぼす可能性があるのです。
当院では日本口腔インプラント学会所属の院長が、歯科用CTを用いた精密な診査・診断を行い、患者様一人ひとりの口腔状態を正確に把握しています。歯周病学会認定医も在籍しており、インプラント治療と歯周病管理の両面から総合的なアプローチを実施しています。
本記事では、インプラントと歯周病の関係について詳しく解説し、長期的に成功させるための6つの対策をご紹介します。
インプラント周囲炎とは何か
インプラント周囲炎は、インプラント治療後に起こる代表的な合併症です。
天然歯における歯周病と同様に、インプラント周囲の組織に炎症が起こる状態を指します。初期段階では歯肉の腫れや出血といった症状が現れ、これを「インプラント周囲粘膜炎」と呼びます。

さらに進行すると、インプラントを支える骨にまで炎症が及び、骨の吸収が始まります。この段階が「インプラント周囲炎」です。放置すると最終的にはインプラントが脱落してしまう可能性があります。
インプラント周囲炎の主な症状は以下の通りです。
- インプラント周囲の歯肉の腫れや赤み
- ブラッシング時の出血
- 歯肉からの膿の排出
- インプラント周囲の骨の吸収
- インプラントの動揺
歯周病菌は天然歯だけでなく、インプラント周囲の組織にも感染します。特に歯周病の既往がある方は、口腔内に歯周病菌が残存している可能性が高く、インプラント周囲炎のリスクが高まります。
歯周病がある状態でのインプラント治療のリスク
歯周病を抱えたままインプラント治療を受けることは、大きなリスクを伴います。
歯周病は細菌感染による炎症性疾患であり、口腔内に歯周病菌が存在する状態では、インプラント治療後も感染のリスクが継続します。歯周病菌はインプラント周囲の組織にも容易に感染し、インプラント周囲炎を引き起こす原因となります。
また、歯周病によって顎の骨が吸収されている場合、インプラントを埋入するための十分な骨量が確保できない可能性があります。骨の量や質が不十分な状態でインプラント治療を行うと、インプラントと骨の結合が不十分になり、治療の失敗につながります。
歯周病がある状態でのインプラント治療における主なリスクは以下の通りです。
- インプラント周囲炎の発症リスクの増加
- インプラントと骨の結合不全
- インプラントの早期脱落
- 治療後の感染症
- 治療期間の延長
当院では、インプラント治療前に必ず歯周病の状態を精密に検査します。歯周病が認められる場合は、まず歯周病治療を優先し、口腔内環境を整えてからインプラント治療に進みます。

治療前の歯周病管理の重要性
インプラント治療を成功させるためには、治療前の徹底した歯周病管理が不可欠です。
歯周病の治療は、インプラント治療の成功率を大きく左右します。歯周病学会認定医が在籍する当院では、患者様の歯周病の進行度に応じて適切な治療計画を立案します。
歯周病の診査・診断
まず、歯周ポケットの深さ測定、歯の動揺度検査、レントゲン検査などを行い、歯周病の進行度を正確に把握します。当院では歯科用CTも導入しており、骨の状態を三次元的に評価することが可能です。
歯周基本治療
歯周病と診断された場合は、スケーリング(歯石除去)やルートプレーニング(歯根面の滑沢化)といった歯周基本治療を実施します。歯科衛生士による専門的なクリーニングと、患者様ご自身によるセルフケアの両方が重要です。
当院の歯科衛生士は予防の専門家として、むし歯や歯周炎を発症させない知識を持ち、初期の病変を見逃さないよう注意深く観察します。必要に応じて唾液検査も実施し、患者様のリスクを正確に評価します。
歯周病の安定化
歯周基本治療後、歯周組織が安定するまで一定期間の経過観察を行います。歯周ポケットの深さが改善し、出血や炎症が認められなくなった段階で、インプラント治療に進むことができます。
この期間中も定期的なメンテナンスを継続し、口腔内環境を良好に保つことが重要です。患者様の生活習慣の改善指導も併せて行い、長期的な口腔健康の維持をサポートします。
インプラント治療後のメンテナンス方法
インプラント治療が成功しても、その後のメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎のリスクが高まります。
インプラントを長期的に維持するためには、治療後の継続的なケアが不可欠です。当院では、患者様の人生に優しく寄り添い、お口の健康を守る指南役としてリスクをコントロールします。

毎日のセルフケア
インプラント周囲の清掃は、天然歯以上に丁寧に行う必要があります。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、インプラント周囲のプラークを徹底的に除去します。
当院では、患者様一人ひとりの口腔状態に合わせた清掃方法を指導します。インプラントの形状や配置に応じて、最適な清掃器具の選び方や使用方法をお伝えします。
定期的なプロフェッショナルケア
セルフケアだけでは除去しきれないプラークや歯石を、歯科医院での定期的なクリーニングで取り除きます。当院では、患者様の状態に応じて3ヶ月から6ヶ月ごとの定期メンテナンスを推奨しています。
メンテナンス時には、インプラント周囲の歯肉の状態、プロービング深さ、出血の有無、レントゲンによる骨の状態などを確認します。初期の病変を早期に発見し、適切に対処することで、インプラント周囲炎の進行を防ぎます。
生活習慣の改善
喫煙はインプラント周囲炎の大きなリスク因子です。喫煙により血流が悪化し、免疫機能が低下するため、感染に対する抵抗力が弱まります。インプラント治療を受ける際は、禁煙を強く推奨します。
また、糖尿病などの全身疾患もインプラント周囲炎のリスクを高めます。全身の健康管理も、インプラントの長期的な維持には重要です。
リスクを減らすために必要な6つの対策
インプラント治療を成功させ、長期的に維持するためには、以下の6つの対策が重要です。
1. 治療前の徹底した歯周病治療
インプラント治療前に歯周病を完全に治療し、口腔内環境を整えることが最も重要です。歯周病が残存している状態では、インプラント周囲炎のリスクが大幅に高まります。
当院では歯周病学会認定医が、患者様の歯周病の状態を精密に診断し、適切な治療を実施します。歯周組織が安定するまで十分な期間を設け、インプラント治療に最適な状態を整えます。
2. 精密な診査・診断
歯科用CTを用いた三次元的な画像診断により、骨の量や質、神経や血管の位置を正確に把握します。これにより、安全で確実なインプラント治療が可能になります。
当院では、日本口腔インプラント学会所属の院長が豊富な知識と経験を活かし、精密な検査に加えてサージカルガイドを使った精度の高いインプラント治療を行います。

3. 適切な治療計画の立案
患者様の口腔状態、全身状態、生活習慣などを総合的に評価し、一人ひとりに最適な治療計画を立案します。無理な治療計画は失敗のリスクを高めるため、患者様の状態に応じた現実的な計画を提案します。
4. 正確な外科処置
インプラントの埋入位置や角度、深さは、治療の成功を左右する重要な要素です。サージカルガイドを使用することで、計画通りの正確な位置にインプラントを埋入できます。
5. 徹底したセルフケア指導
インプラント治療後のセルフケアは、長期的な成功に不可欠です。当院では、患者様が正しいケア方法を習得できるよう、丁寧に指導します。歯ブラシの当て方、歯間ブラシの使い方など、具体的な方法をお伝えします。
6. 定期的なメンテナンスの継続
インプラント治療後も、定期的なメンテナンスを継続することが重要です。当院の歯科衛生士は、生涯メンテナンスを行うという使命を持ち、患者様の人生のさまざまな局面で生活習慣の乱れなどによって高まるリスクをコントロールします。
メンテナンスの頻度は患者様の状態により異なりますが、一般的には3ヶ月から6ヶ月ごとの来院を推奨しています。初期の病変を早期に発見し、適切に対処することで、インプラントを長期的に維持できます。

まとめ
インプラント治療と歯周病には深い関係があります。
歯周病がある状態でインプラント治療を行うと、インプラント周囲炎のリスクが高まり、治療の成功率が低下します。そのため、治療前の徹底した歯周病管理が不可欠です。
当院では、歯周病学会認定医と日本口腔インプラント学会所属の院長が連携し、患者様一人ひとりに最適な治療を提供しています。歯科用CTやサージカルガイドを使用した精密な治療により、安全で確実なインプラント治療を実現します。
また、治療後のメンテナンスも重要です。セルフケアと定期的なプロフェッショナルケアを継続することで、インプラントを長期的に維持できます。当院の歯科衛生士が、生涯にわたって患者様のお口の健康をサポートします。
インプラント治療をご検討の方は、まずは歯周病の状態を確認することから始めましょう。当院では、患者様のお時間を無駄にせず、治療内容や予後をストレートに申し上げております。ご不明な点やご心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
インプラント治療について詳しく知りたい方、歯周病の状態を確認したい方は、ぜひ当院までお問い合わせください。
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著者情報

院長
ながはまみつのり
長浜 光徳
経歴
- 日本歯科大学生命歯学部 卒業
- 日本歯科大学付属病院
臨床研修医 修了 - 長浜歯科医院 院長継承
所属・資格
- 日本歯周病学会所属
日本歯周病学会認定医 - 日本口腔インプラント学会所属
- 日本顕微鏡歯科学会所属
役職
古河市上辺見小学校
学校医学校医 古河市上辺見保育園
園医古河市私立三田幼稚園
園医茨城県立古河中等教育学校
学校医