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- 2024-12-19
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ドクター(院長)ヒストリー
数ある歯科医院の中から当院のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
長浜歯科医院は歯科医院を“ただ治療を受ける場所のみ”から“行きたくなる場所”にしたいという想いから、患者様目線で考えられた歯周治療を主軸とした歯科医院です。
私の父親は歯科医師をしております。ある日台所でおやつを食べていると父が診療の合間に休憩に戻ってきました。父親は呆れた様子で「“先生よ、俺は人生で1度も歯磨きしたことねーよ。俺の口みてくれよ!” なんて自慢する患者さんがいたよ 人生で1度も歯磨きしたことないなんて自慢にもならないよな。呆れちゃうよな」と落胆しておりました。
このエピソードはまだ「平成時代」の話です。私がまだ10代半ばのころです。それから時が経ち私は歯科医師になり、今から約10年前(平成26年)に私は古河に戻りました。歯科医師になって古河に戻り意気揚々と診療し始めたある日のことです。小学生のお子さんで永久歯が初期むし歯になっておりましたので保護者に「定期的にフッ素塗布にいらしてくださいね」と説明したところその保護者から「は?虫歯でもないのにわざわざここにくるんですか?」と面倒臭そうな顔で言われました。私はカルチャーショックで頭にイナズマが落ちました。「フッ素で虫歯予防ができることを知らないのか、それともそもそも予防に関心ないのか、いまどきそんなことあるのか?いまだに古河では虫歯は子供の愛嬌程度で済まされているのか」と思いました。当時の当院ではほとんどの患者様のお口の中が不衛生な状態でした。
それから毎日患者さんのお口の中の写真を撮り、毎日歯磨き指導と状況説明や歯周病の原因など何度も何度も説明しました。何度も患者さんから嫌な顔されましたし、時には診療室で「私は痛いときにしか来ません」と大声で患者様に怒鳴られたこともあります。
歯周病の原因など話すと「あなたのお話聞いているとめまいがするわ、もういいわ」と言われたこともありました。歯周治療のスタート地点さえ立てない患者さんばかりでしたが 四苦八苦しながらも日々診療を続けることで歯周治療の大切さに対して共感してくださる患者様が徐々に増え、ご家族をご紹介してくださる患者様も増えました。今では歯周治療を終えてSPT(メンテナンスや定期チェック)に来院する患者さんは全体の6割にもなりました。しかも令和2年までホームページも看板もタウンページにも一切掲載しない状態で100%リアル口コミだけでここまでやってきました。
“自己流の歯磨きから本格的な歯磨き方法伝える”いうことが私たちのミッションだと思っております。時に厳しく、時に優しく歯周病の病院論や予防方法、歯磨き方法など説明させていただきます。定期的なお口のチェックとメンテナンスに行くのが当たり前の習慣になれば、治療で辛い思いをすることも少なくなりますし、もし治療が必要になったとしても早期発見&早期治療で身体へのダメージや治療時間、そして治療費も少なくて済みます。新しい歯科医院に行くのは不安が大きいかと思いますが、その第一歩を踏み出していただき、歯周病や虫歯予防で重要な存在である“かかりつけの歯医者さん”となれれば幸いです。
“今までの歯医者さんとは何かが違うな。“と感じていただけるかと思います。