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- 2026-10-22
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【古河市】歯茎が下がってきた|原因と戻るのか・受診の目安

鏡で歯を見たとき、「前より歯が長くなった気がする」「歯と歯ぐきの境目に、少し黄色っぽい根元が見えている」と感じたことはありませんか。冷たい水がしみて初めて気づく方もいらっしゃいます。
歯茎(歯ぐき)が下がる原因は、歯周病のように治療が必要なものから、歯みがきの力加減や歯ぎしりのように生活の中にあるものまでさまざまです。診療の中では、「歯みがきを頑張っているのに歯ぐきが下がってきた」とご相談に来られる方も少なくありません。原因によって、対策の方向は大きく変わります。
この記事では、古河市の長浜歯科医院が、歯茎が下がる原因の見分け方、自然に戻るのか、放置のリスク、自宅でできること、歯科での検査と治療、受診の目安まで順にご説明します。
歯茎が下がるとは?歯が長く見える・根元が見えるのは歯肉退縮のサイン

歯が長くなったように見えたり、歯の根元が見えてきたりするのは、歯ぐきの縁が根の方向へ下がる「歯肉退縮」が起きているサインです。歯そのものが伸びているのではなく、歯ぐきの位置が下がって、ふだんは隠れている根の部分が見えている状態です。
歯肉退縮とは何か
歯肉退縮とは、歯ぐきの縁が本来の位置より根の先の方向へ下がり、歯の根の表面が口の中に出てくる状態のことです。一般には「歯茎が下がる」「歯茎がやせる」と表現されることが多く、歯科ではこの状態を歯肉退縮と呼んでいます。
歯は、見えている白い部分(歯冠)と、歯ぐきと骨に埋まっている根の部分(歯根)からできています。歯冠の表面は硬いエナメル質に覆われていますが、根の表面にはエナメル質がなく、象牙質とそれを覆う薄いセメント質があるだけです。歯ぐきが下がるとこの根の部分が見えるため、色が少し黄色っぽく見えたり、歯と歯ぐきの境目に段差を感じたりします。
歯ぐきは多くの場合、その下にある歯を支える骨(歯槽骨)の形に沿って位置しているため、骨が減ると歯ぐきも一緒に下がりやすくなります。
歯ぐきが下がったときに気づきやすい変化
歯肉退縮は少しずつ進むため気づきにくいものです。次のような変化があれば、歯ぐきが下がってきている可能性があります。
- 以前より歯が長くなったように見える
- 歯と歯ぐきの境目に、色の違う根元の部分が見える
- 歯と歯のあいだの歯ぐきが減り、黒い三角形のようなすき間が目立つ
- 冷たい水や風がしみるようになった
- 歯と歯のあいだに食べ物が詰まりやすくなった
- 歯みがきのときに、歯ブラシが根元の段差に引っかかる感じがする
当院の歯周病のご案内でも、「歯ぐきが下がってきた」「以前より歯が長くなったように感じる」は、歯周病が進んでいる可能性のある症状として挙げています。見た目の変化だけで原因を決めつけず、一度状態を確かめることをおすすめします。
この記事では、ご自身の歯(天然歯)の歯ぐきが下がる場合を中心にお話しします。インプラントの周りの歯ぐきが下がる場合は確認すべき点が異なるため、インプラントの歯茎が下がる原因と対処法を解説した記事をご覧ください。
歯茎が下がる主な原因と見分け方

歯茎が下がる主な原因は、歯周病、強すぎる歯みがき、噛みしめ・歯ぎしり、加齢、歯並びや矯正治療後の歯の位置の5つに分けて考えることができます。複数の原因が重なっていることも多いため、「どれかひとつ」と決めつけないことが見分けの第一歩です。
| 原因 | 下がり方の特徴 | 見分けのヒント |
|---|---|---|
| 歯周病 | 歯のまわりや歯と歯のあいだが下がる。骨の減少を伴うことが多い | 出血する、腫れる、口がネバつく、歯がぐらつく |
| 強すぎる歯みがき・硬い歯ブラシ | 歯ブラシが強く当たる場所(犬歯や小臼歯の表側など)が下がる | 歯ぐきは引き締まっている、根元がえぐれている、毛先がすぐ開く |
| 噛みしめ・歯ぎしり | 力のかかる歯の根元が下がる。くさび状の欠けを伴うことがある | 朝あごがだるい、歯がすり減って平らになっている |
| 加齢 | 長い年月をかけて全体的にゆっくり下がる | 急な変化ではない。他の原因が隠れていないかの確認が必要 |
| 歯並び・矯正治療のあと | 外側に出ている歯の表側が下がりやすい | 下がっている歯が限られ、周りより外側に位置している |
歯周病:歯を支える骨が減って歯ぐきが下がる
大人の歯ぐきが下がる原因として、まず確認したいのが歯周病です。歯周病とは、歯と歯ぐきのすき間にたまった細菌のかたまり(プラーク)によって歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯を支える骨が溶けていく病気のことです。骨が減ると、それに合わせて歯ぐきも下がり、歯が長く見えるようになります。
歯周病は初期にはほとんど痛みがなく、気づかないうちに進むことが多い病気です。8020推進財団の「永久歯の抜歯原因調査」でも、歯を抜く原因として歯周病が上位に挙がっています。出血や腫れ、口のネバつきを伴う場合は、早めに検査を受けてください。
強すぎる歯みがき・硬い歯ブラシ
硬い歯ブラシで力を入れてゴシゴシみがく習慣や、歯ブラシを大きく横に動かすみがき方は、歯ぐきを少しずつ押し下げてしまうことがあります。
このタイプの特徴は、歯ぐき自体は引き締まっていて炎症が少ないのに、歯ブラシがよく当たる場所だけが下がっていることです。右利きの方なら左側の犬歯や小臼歯の表側など、力が入りやすい場所に出やすい傾向があります。臨床の現場では、歯みがきをとても熱心にされている方ほど、このパターンが見られることがあります。
噛みしめ・歯ぎしり
寝ているあいだの歯ぎしりや、日中の無意識の噛みしめによって、特定の歯に強い力がくり返しかかることがあります。強い力は歯の根元に集中しやすく、根元がくさびの形に欠けたり、その部分の歯ぐきが下がったりする一因になると考えられています。
噛みしめや歯ぎしりは自分では気づきにくい習慣です。朝のあごの疲れや歯のすり減りがあれば、力の影響も考えてみてください。原因や対策については、歯ぎしり・食いしばりの原因とナイトガードによる対策をまとめた記事で詳しくご紹介しています。
加齢
年齢を重ねると、長年の歯みがきや噛む力の積み重ね、歯周病の影響などで、歯ぐきは少しずつ下がりやすくなります。厚生労働省の「歯科疾患実態調査」でも、歯周ポケットがある人の割合は年齢が上がるにつれて高くなる傾向が示されています。
年齢とともに下がりやすいのは確かですが、その陰で歯周病が進んでいることも多いため、加齢だけが原因と自己判断しないでください。唾液の減少など、年齢を重ねた方に多い変化と根元のむし歯の関係については、高齢になると増える唾液減少・歯肉下がりと大人の虫歯対策を解説した記事も参考になります。
歯並び・矯正治療のあと
歯並びの中で外側に出ている歯は、表側を覆う歯ぐきや骨がもともと薄いことが多く、歯ぐきが下がりやすい傾向があります。矯正治療で歯を外側へ動かした場合も、骨や歯ぐきが薄くなり、治療中や治療後に歯ぐきが下がって見えることがあります。
歯を動かす前に、歯ぐきの厚みや歯周病の有無を確認しておくことが大切です。当院では矯正歯科の診療も行っていますので、歯並びが気になる方は歯ぐきの状態も含めてご相談ください。
下がった歯茎は自然に戻る?

一度下がった歯ぐきが、自然に元の位置まで戻ることは期待しにくいと考えられています。治療やセルフケアの目標は、「下がった分を取り戻すこと」よりも「これ以上下げないこと」だと考えてください。
自然には戻りにくい理由
先ほどお話ししたとおり、歯ぐきは骨の形に沿って位置しています。骨が減っている場合、歯ぐきだけが以前の高さまで盛り上がってくることはほとんどありません。歯周病の治療で炎症を抑えても、失われた骨が自然にもとの量まで戻るわけではないため、歯ぐきの高さも治療前の位置に戻るとは限りません。
歯みがきの力が原因の場合も同じで、みがき方を改めれば進行がゆるやかになることは期待できますが、すでに下がった分が自然に回復することは多くありません。
治療後に「下がったように見える」こともある
歯周病で歯ぐきが腫れているあいだは、腫れによって歯ぐきが盛り上がり、根元が隠れていることがあります。歯石の除去などで炎症が落ち着くと腫れが引き、歯ぐきが引き締まるため、治療前より歯が長く見えることがあります。
診療の中でも、「歯周病の治療を受けたら、かえって歯ぐきが下がった気がする」とご相談をいただくことがあります。これは多くの場合、腫れていた歯ぐきが健康な状態に近づいた結果です。気になるときは、遠慮なく担当の歯科医師や歯科衛生士にお尋ねください。
目標は「進行を止めて、今ある歯ぐきを守る」
早い段階で原因に気づき対策を始めるほど、守れる歯ぐきや骨は多く残ります。下がった歯ぐきを外科的に覆う方法もありますが、適応になるケースは限られ、原因が残ったままでは再び下がるおそれがあります。
そのため、まずは原因を見きわめ、進行を止めることが治療の土台になります。
歯茎が下がったまま放置すると起こりやすいこと

歯ぐきが下がったまま放置すると、知覚過敏、根元のむし歯、歯のぐらつきが起こりやすくなります。見た目だけの問題と思われがちですが、根の表面は歯冠よりも刺激や酸に弱いため、下がった部分をどう守るかが大切になります。
| 起こりやすいこと | 起こる理由 | 気づきやすいサイン |
|---|---|---|
| 知覚過敏 | 根の象牙質が出て、刺激が伝わりやすくなる | 冷たい水や風がしみる |
| 根元のむし歯 | 根の表面は酸に溶けやすい | 根元が茶色〜黒っぽく変色する |
| 歯のぐらつき | 歯周病で歯を支える骨が減る | 噛むと浮いた感じがする、指で押すと動く |
冷たいものがしみる知覚過敏
知覚過敏とは、むし歯がないのに、冷たいものや歯ブラシの毛先が触れたときに一時的に歯がしみる状態のことです。根の表面の象牙質には、歯の神経につながる細い管(象牙細管)がたくさん通っており、根が出てくるとこの管を通じて刺激が伝わりやすくなります。
しみる症状は知覚過敏用の歯みがき剤で和らぐこともありますが、むし歯によるものかどうかは見た目だけでは区別しにくいことがあります。しみる症状への対処や歯科での治療法は、知覚過敏の原因と歯科での治療法を詳しく解説した記事でご紹介しています。
根元にできるむし歯
根の表面は歯冠と比べて酸に溶けやすく、むし歯になりやすい性質があります。表面を横に広がるように進むことがあり、気づいたときには範囲が大きくなっていることもあります。
臨床の現場では、歯ぐきが下がった部分の根元に歯みがきで落としきれない汚れがたまり、そこからむし歯が始まっているケースをよく見かけます。特に、しみるのを避けて根元をみがかなくなっている方は、汚れが残りやすく注意が必要です。
歯のぐらつきと、歯を失うリスク
歯周病が原因の場合、骨の減少が進むと歯を支える力が弱まり、ぐらつきが出てきます。ぐらついた歯で噛み続けると、さらに負担がかかる悪循環に陥ることがあります。
放置しないでほしいサイン
歯ぐきが下がってきたことに加えて、歯みがきのたびに出血する/歯ぐきから膿が出る/歯がぐらつく・噛むと浮いた感じがする/根元が黒っぽく変色してきた、といった変化がある場合は、様子を見ずに早めに歯科医院へご相談ください。
進行を止めるために自宅でできること

自宅でできる対策の中心は、歯ぐきを傷つけない歯みがき、歯と歯のあいだの清掃、噛みしめへの気づきの3つです。ただし、歯周病が原因の場合は、自宅のケアだけで進行を止めるのは難しいため、歯科での治療と組み合わせてください。
歯ぐきを傷つけない歯ブラシの選び方と当て方
歯ぐきが下がってきた方の歯みがきは、「強くこする」から「やさしく当てて細かく動かす」へ切り替えることが基本です。次の点を意識してみてください。
- 歯ブラシは「やわらかめ」から「ふつう」を目安に、ヘッドが小さめのものを選ぶ
- ペンを持つように軽く握り、力を入れすぎない
- 毛先を歯と歯ぐきの境目に当て、1〜2本ずつ小刻みに動かす
- 大きく横にゴシゴシ動かさない
- 毛先が開いてきたら交換する
交換して間もないのに毛先が外側に開いてしまう場合は、みがく力が強すぎるサインです。研磨剤が多く含まれる歯みがき剤で強くこすると、根元がすり減りやすくなることもあるため、どの歯みがき剤が合うか迷う方は歯科でご相談ください。
歯と歯のあいだの清掃
歯ぐきが下がると歯と歯のあいだのすき間が広がり、歯ブラシだけでは汚れが落ちにくくなります。デンタルフロスや歯間ブラシも使いましょう。
歯間ブラシは、太すぎると歯ぐきを傷つけ、細すぎると汚れが取れません。合うサイズは場所によって違うため、一度歯科で確認してもらうと安心です。
噛みしめに気づく習慣をつくる
一般に、リラックスしているときの上下の歯は触れておらず、わずかにすき間がある状態が自然とされています。仕事中やスマートフォンを見ているときに、上下の歯がぴったり合わさっていないか、ときどき確かめてみてください。
目に入りやすい場所に目印を貼り、見るたびに歯が当たっていないかを意識する方法もあります。寝ているあいだの歯ぎしりが気になる場合は、歯科でご相談ください。
歯ぐきが下がってきたときに避けたいこと
硬い歯ブラシで根元を強くこすること/しみるからといって根元をみがかずに汚れを残すこと/歯ぐきを指や爪楊枝で押したりつついたりすること。いずれも、歯ぐき下がりやむし歯を進める原因になりかねません。
歯科で行う検査と治療の選択肢

歯科では、まず検査で歯ぐきが下がった原因と進み具合を調べ、そのうえで原因に合わせた治療を組み合わせます。同じ「歯ぐきが下がった」でも、原因が違えば治療の内容は大きく変わります。
まずは検査で原因と進み具合を確かめる
当院では、歯周ポケットの深さや歯ぐきの状態、出血の有無などを確認し、歯周病の進行度を診断します。歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目にある溝が、歯周病の炎症によって深くなったもののことです。ポケットが深いほど、歯ぐきの奥に汚れや細菌がたまりやすくなります。
必要に応じて歯科用CTで3Dの立体映像を撮影し、平面的なレントゲンでは分かりにくい骨の状態を確認します。あわせて、歯のすり減り方や根元の欠け、歯ブラシの当たり方も見て、力や歯みがきの影響を確かめます。
これまで多くの方の歯ぐきを診てきた中で、ご本人が「歯みがきのせい」と思っていたものが歯周病だった、あるいはその逆だった、ということは珍しくありません。原因の見立てを誤ると頑張っても進行が止まらないため、最初の検査を大切にしています。
歯周病が原因の場合は、歯周基本治療から
歯周病が原因の場合は、原因となる歯垢・歯石を取り除く基本治療から始めます。超音波スケーラーなどで歯石や歯垢を取り除くスケーリングと、手用の器具で歯ぐきの奥深くの歯石を除去し、根の表面を滑らかに整えるルートプレーニングが中心です。
基本治療のあとは、歯ぐきの状態や歯周ポケットの変化を確認する再評価を行い、次の治療方針を検討します。治療の流れや通院回数の考え方は、歯周病治療の流れとSRPについて解説した記事で詳しくご紹介しています。
歯みがき指導と、噛み合わせ・力への対策
歯みがきの力が原因の場合は、ブラッシング指導で歯ブラシの選び方や当て方、力加減を一緒に確認します。ご自身ではやさしくみがいているつもりでも、実際には力が入っていることがあります。診療の現場では、歯ブラシの持ち方を変えるだけで力が弱まり、歯ぐきへの当たり方が変わる方も多くいらっしゃいます。
噛みしめや歯ぎしりの影響が大きい場合は、一般的に、就寝中に装着して力を和らげるナイトガードや、特定の歯に力が集中していないかの確認といった対策があります。どれが合うかは診査のうえでご説明します。
必要に応じた歯周外科の考え方
歯周ポケットが深く、通常のクリーニングでは汚れを取り切れない場合、当院では局所麻酔のうえで歯ぐきを切開し、目で見ながら歯石や感染組織を除去する歯周外科治療(フラップ手術)を行います。
歯を支える骨が大きく失われている場合には、外科的治療や再生治療を視野に入れた治療を検討することがあります。ただし、すべての症例に適応できる治療ではないため、慎重な診断が必要です。再生治療が検討できる症例とできない症例の違いは、歯周病の再生治療について解説した記事をご覧ください。
また、一般的には、下がった部分に歯ぐきを移植して根の表面を覆う方法(歯周形成手術と呼ばれる治療のひとつ)もあります。ただし、歯ぐきや骨の状態によって適応は限られ、原因が残っていると再び下がることもあります。外科的な治療が必要かどうか、どの方法が合うかは、検査の結果をもとに丁寧にご説明します。
歯茎が下がってきたときの受診の目安

歯ぐきが下がってきたと感じたら、痛みがなくても一度歯科で検査を受けることをおすすめします。特に、出血・腫れ・ぐらつきを伴う場合は、歯周病が進んでいる可能性があるため早めに受診してください。
早めに相談したいサイン
歯ぐき下がりは先延ばしにされがちですが、痛みが出てから来院される方の中には、歯周病がかなり進んでいたという方もいらっしゃいます。
受診・相談の目安
歯ぐきが下がってきた、歯が長く見えるようになった/歯みがきで出血する、歯ぐきが腫れている/冷たいものがしみる/根元が黒っぽく変色している/歯がぐらつく、噛むと違和感がある/歯と歯のあいだに食べ物が詰まりやすくなった。
ひとつでも当てはまる場合は、自己判断で様子を見続けず、歯科医院で状態を確認してもらいましょう。
治療後も続けたい定期的な管理
歯ぐきが下がる原因の多くは、生活習慣やセルフケアの状態によって再び起こりやすいものです。当院では治療後も、歯周病の再発を防ぐための定期的な予防・定期健診を行っています。
定期健診では、歯周ポケットのチェック、歯石やプラークの除去、専門的なクリーニング、セルフケアの確認・アドバイスなどをお口の状態に合わせて行い、歯ぐきがこれ以上下がっていないかも確かめます。歯石取りをどのくらいの間隔で受けるとよいかは、年代別に歯石取りの頻度の考え方をまとめた記事も参考にしてください。
よくある質問

歯茎が下がる悩みについて、診療の中でよくいただく質問をまとめました。
Q. 歯茎が下がるのを止めることはできますか。
A. 原因に合わせた対策を続けることで、進行をゆるやかにしたり、止めたりできる可能性があります。歯周病なら治療と定期的な管理、歯みがきの力ならみがき方の見直し、噛みしめなら力の負担を減らす対策が中心です。
Q. 下がった歯茎は、歯みがき剤やマッサージで戻りますか。
A. マッサージや特定の歯みがき剤で、下がった歯ぐきが以前の位置まで回復することは期待しにくいと考えられています。強くマッサージすると、かえって歯ぐきを傷つけることもあるため、行う場合もやさしい力にとどめてください。
Q. 片側だけ、または一部の歯だけ歯茎が下がっているのはなぜですか。
A. 歯ブラシが強く当たりやすい側や、噛みしめの力がかかりやすい歯、歯並びの中で外側に出ている歯などは、部分的に歯ぐきが下がることがあります。一方で、歯周病も部位によって進み方が違うため、一部だけだから歯周病ではないとは言い切れません。検査で確かめることをおすすめします。
Q. 若くても歯茎が下がることはありますか。
A. あります。強い歯みがきや噛みしめ・歯ぎしり、歯並び、矯正治療で歯を動かしたことなどは、年齢にかかわらず原因になり得ます。若い方でも歯周病が進んでいることがあるため、気になる変化があればご相談ください。
まとめ

歯茎が下がってきた、歯が長く見えるようになったという変化は、歯ぐきの縁が根の方向へ下がる歯肉退縮のサインです。原因は見た目だけでは判断しにくいため、原因を確かめて進行を止めることが大切です。
- 主な原因は、歯周病、強すぎる歯みがき、噛みしめ・歯ぎしり、加齢、歯並び・矯正治療後の歯の位置
- 一度下がった歯ぐきが自然に元の位置まで戻ることは期待しにくく、目標は「これ以上下げないこと」
- 放置すると、知覚過敏、根元のむし歯、歯のぐらつきが起こりやすくなる
- 自宅では、やさしい力の歯みがき、歯と歯のあいだの清掃、噛みしめへの気づきを心がける
- 出血・腫れ・ぐらつきがある場合は、歯周病が進んでいる可能性があるため早めに受診する
「歯みがきの仕方が合っているか見てほしい」「歯周病かどうかだけでも確かめたい」など、どんなことでもご相談ください。
古河市(古河駅周辺)、境町、五霞町、野木町で、歯茎が下がってきた、歯が長く見えるようになったと感じている方は、長浜歯科医院までお気軽にお問い合わせください。