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- 2026-3-20
- CATEGORYインプラント
インプラントの痛みはどれくらい?〜術中・術後の痛み対策

インプラント治療の痛みについて
インプラント治療を検討される際、多くの患者さまが「手術は痛いのでは?」と不安を感じられます。
確かに外科手術が必要となるため、痛みへの心配は当然のことです。
しかし、実際の治療では麻酔により術中の痛みはほとんどありません。術後も適切な対処により、日常生活に大きな支障をきたすことなく過ごせます。
長浜歯科医院では、患者さまが安心して治療を受けられるよう、痛みの程度や持続期間、そして効果的な対策について詳しくご説明いたします。
手術中の痛みはほとんどありません
インプラント手術では、治療前に局所麻酔を行います。
麻酔が効いている間は、痛みを感じることはほとんどありません。意識はありますが、患部の感覚は麻痺している状態です。
治療中に骨を削る振動や機械音は感じられますが、痛みとして伝わることはないのです。
麻酔の痛みを軽減する工夫
麻酔注射そのものに不安を感じる方もいらっしゃいます。
当院では、できるだけ細い針を使用し、麻酔薬を体温に近い温度に調整することで、注射時の痛みを最小限に抑えています。さらに、針を刺す前に表面麻酔を塗布することで、チクッとした痛みも和らげます。
手術時間は1本あたり15〜20分程度です。親知らずの抜歯と比較しても、治療時間は短く、痛みや腫れも軽度で済むことが多いのです。
不安が強い方への対応
歯科治療への不安が強い方には、鎮静剤を使用する方法もあります。
静脈内鎮静法を用いることで、ウトウトとした状態で治療を受けられます。不安や緊張が大幅に軽減され、リラックスして手術に臨めるでしょう。
ただし、全身管理が必要となるため、すべての歯科医院で対応できるわけではありません。
術後の痛みと持続期間
麻酔が切れた後、痛みを感じ始めることがあります。
インプラント手術では歯茎を切開し、顎の骨を削るため、術後に痛みや腫れが生じるのは自然な反応です。
痛みのピークと回復の目安
術後の痛みは個人差がありますが、多くの場合、2〜3日程度で落ち着きます。
処方された痛み止めを服用することで、痛みをコントロールできる程度です。むし歯や歯周病で化膿している状態の痛みと比べると、はるかに軽いといえるでしょう。
腫れについては、早い方で2〜3日、長くても1〜2週間で引いていきます。
痛みが長引くケース
以下のような場合、痛みや腫れが強く出たり、長引いたりする可能性があります。
- インプラントの埋入本数が多い
- 骨造成を同時に行った
- 歯茎の移植を同時に行った
- 抜歯直後にインプラントを埋入した
骨造成治療を行った場合、手術範囲が大きくなるため、術後3日をピークに10日間ほど痛みや腫れが続くことがあります。
ただし、鎮痛剤で痛みは抑えられますので、過度に心配する必要はありません。
時間が経ってから痛みが出るケース
術後の痛みは徐々に落ち着くのが一般的です。
しかし、時間が経過してから痛みが出ることもあります。
人工歯を入れてから痛む場合
インプラントの上部構造を装着した後、痛みを感じることがあります。
噛み合わせの高さが合っていない、あるいは隣の歯に干渉していることが原因です。人工歯のサイズや高さを調整することで、改善できるでしょう。

術後数年経ってから痛む場合
術後数年が経過してから痛みが出る場合、インプラント周囲炎の可能性があります。
インプラント周囲炎とは、インプラントを支える歯周組織が炎症を起こしている状態です。インプラントの歯周病ともいわれ、天然歯に比べて抵抗力が低いため、注意が必要です。
定期的なメンテナンスや丁寧なセルフケアを怠ると、リスクが高まります。軽度であれば歯周病治療で改善できますが、重度になるとインプラントを残すことが難しくなる可能性もあります。
術後の過ごし方と注意点
術後の過ごし方によって、痛みや腫れの程度が変わります。
適切なケアと生活習慣を心がけることで、回復を早められます。
薬を指示どおりに服用する
処方された痛み止めや抗生物質は、指示どおりに服用してください。
痛みが出る前に服用することで、痛みをコントロールしやすくなります。
血行が良くなる行為を控える
手術当日から2〜3日は、以下の行為を控えましょう。
- 入浴(シャワー程度にとどめる)
- サウナや温泉
- 激しい運動(1週間程度は避ける)
- 飲酒(2〜3日は控える)
体が温まると血行が良くなり、痛みや腫れが増幅する可能性があります。

手術した部分で噛まない
インプラントが骨と結合するまでの待機期間中は、埋入部位で絶対に噛まないでください。
食事は麻酔が完全に切れてから、おかゆや麺類などの柔らかいものを召し上がることをおすすめします。
セルフケアを徹底する
傷口が気になるかもしれませんが、指や歯ブラシで触れないようにしてください。
抜糸は1週間程度で行います。抜糸後は、丁寧なセルフケアを継続することが大切です。
喫煙しない
喫煙はインプラントの治療や安定を妨げる可能性があります。
治療期間中は禁煙を心がけましょう。
痛みや腫れへの対処法
適切な対処により、術後の不快感を軽減できます。
安静に過ごす
手術当日は無理をせず、帰宅後は安静に過ごしてください。
リラックスした状態でゆったりと過ごすことが、回復への近道です。
患部を冷やす
腫れが気になる場合、患部を適度に冷やすことで症状を和らげられます。
ただし、冷やしすぎは血行を妨げるため、注意が必要です。
歯科医師に相談する
痛みが悪化する、あるいは長く続く場合は、何らかの問題が起きている可能性があります。
すぐに歯科医師に相談しましょう。
長浜歯科医院の痛み対策へのこだわり
当院では、患者さまが安心して治療を受けられるよう、痛みへの配慮を徹底しています。
表面麻酔の使用、体温に調整した麻酔薬、極細の注射針など、あらゆる工夫を凝らしています。
治療前には、腫れや痛みに関して丁寧にご説明いたします。骨造成を行う場合は、腫れが出ると困る日を避けて手術日程を調整させていただきます。
インプラント治療は、適切な麻酔と術後管理により、痛みを最小限に抑えられる治療です。
不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
インプラント治療の痛みは、多くの患者さまが心配される点です。
しかし、局所麻酔により術中の痛みはほとんどありません。術後の痛みも2〜3日程度で落ち着き、痛み止めでコントロールできる程度です。
適切な術後ケアと生活習慣を心がけることで、回復を早められます。薬の服用、血行を良くする行為の制限、セルフケアの徹底が重要です。
長浜歯科医院では、患者さまが安心して治療を受けられるよう、痛みへの配慮を最優先にしています。
インプラント治療に関するご相談は、長浜歯科医院までお気軽にお問い合わせください。
【著者情報】

長浜歯科医院 院長
長浜 光徳(ながはま みつのり)
数ある歯科医院の中から当院をご覧いただきありがとうございます。患者様目線を大切にし、歯周病治療と予防を中心とした歯科医療を提供しています。
日本歯科大学生命歯学部卒業後、同大学付属病院にて臨床研修を修了。長浜歯科医院の院長を継承し、地域に根ざした診療を行っている。歯周病治療に注力し、「治療だけでなく予防を当たり前にすること」を理念に、正しいセルフケア指導と継続的なメンテナンスの重要性を発信している。
現在では多くの患者がメンテナンス(SPT)へ移行し、口コミを中心に信頼を築いてきた実績を持つ。地域の学校医・園医としても活動し、予防歯科の普及に尽力している。
■ 経歴
・日本歯科大学 生命歯学部 卒業
・日本歯科大学付属病院 臨床研修医 修了
・長浜歯科医院 院長継承
■ 所属・資格
・日本歯周病学会 所属
・日本歯周病学会 認定医
・日本口腔インプラント学会 所属
・日本顕微鏡歯科学会 所属
■ 役職
・古河市上辺見小学校 学校医
・古河市上辺見保育園 園医
・古河市私立三田幼稚園 園医
・茨城県立古河中等教育学校 学校医