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- 2025-8-29
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歯周病認定医が教える!お口の健康を保つための第一歩
「歯周病」と聞いて、どんなイメージを抱きますか?「歯茎から血が出る病気」「歯がグラグラになる病気」といった認識をお持ちの方も多いかもしれません。しかし、歯周病は私たちが思っている以上に全身の健康と深く関わっているとても身近な病気です。今回は、歯周病認定医である私が、その恐ろしさと予防のポイントについてお話しします。
歯周病はなぜ怖い?
歯周病は、歯周病菌が歯と歯茎の間に入り込み、歯周組織を破壊していく病気です。初期の段階では自覚症状がほとんどなく、痛みを感じる頃にはかなり進行しているケースが少なくありません。
- 歯が抜けてしまう:歯周病が進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。一度溶けてしまった骨は、元に戻すのが非常に難しいです。
- 全身の健康への影響:歯周病菌は、歯茎の毛細血管から全身に巡り、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。糖尿病、心臓病、脳卒中、誤嚥性肺炎、さらには早産や低体重児出産のリスクを高めることもわかっています。
つまり、お口の中だけの問題ではないのです。
歯周病の原因は?
歯周病の主な原因は、**歯垢(プラーク)**です。歯磨きで取り残された歯垢の中にいる歯周病菌が、歯周病を引き起こします。歯石も歯周病の大きな原因となりますが、これは歯垢が石灰化したもので、セルフケアで除去することはできません。
では歯周病をチェックしてみましょう いくつ当てはまるでしょうか
以下の項目に心当たりはありませんか?
- 歯を磨くと歯茎から血が出る
- 歯茎が赤く腫れている
- 口臭が気になる
- 歯茎が下がって、歯が長くなったように感じる
- 歯がグラグラする、もしくは歯と歯の間に隙間ができてきた
- 朝起きたときに、お口の中がネバネバする
一つでも当てはまる場合は、すでに歯周病が始まっているかもしれません。
歯周病を予防するには?
歯周病の予防には、毎日のセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケア、この二つが欠かせません。
1. 毎日の丁寧な歯磨き
歯周病の原因となる歯垢をしっかりと除去することが重要です。
- 歯ブラシの選び方:歯周病予防には、ヘッドが小さく、毛先が細い歯ブラシがおすすめです。歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)に毛先をしっかり届かせることができます。
- 正しい磨き方:歯周ポケットの汚れをかき出すように、歯と歯茎の境目に歯ブラシを45度の角度で当て、小刻みに動かして磨きましょう。歯周病が進んでいる方は、歯肉に刺激を与えないよう優しく磨くことが大切です。
- 歯間ブラシ・デンタルフロスの活用:歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは6割程度しか落ちません。歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、歯垢除去率は格段に上がります。
2. 定期的な歯科検診とクリーニング
セルフケアだけでは、どうしても磨き残しが出てしまいます。歯科医院では、普段の歯磨きでは落としきれない歯石や、バイオフィルムと呼ばれる細菌の塊を専用の器具を使って徹底的に除去します。
- 歯石取り:歯石はセルフケアでは除去できないため、定期的に歯科医院で取り除くことが歯周病予防の基本です。
- PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング):専用の機械とペーストを用いて、歯の表面についた汚れを徹底的に除去します。歯周病菌の温床となるバイオフィルムも除去できるため、予防効果が高いです。
- 噛み合わせのチェック:噛み合わせが悪いと、特定の歯に過度な負担がかかり、歯周病を悪化させる原因になります。歯科医師は噛み合わせもチェックし、必要に応じて調整します。
歯周病認定医に相談するメリット
歯周病認定医は、歯周病治療に関する専門的な知識と豊富な臨床経験を持つ歯科医師です。通常の歯科医師よりもさらに高度な診断力と治療技術を習得しています。
- 正確な診断:歯周病の進行度やタイプを正確に診断し、一人ひとりに最適な治療計画を立てることができます。
- 専門的な治療:軽度の歯周病から重度の歯周病まで、症状に合わせた専門的な治療を提供できます。
- 包括的なアドバイス:治療だけでなく、日々のセルフケア方法や、生活習慣に関するアドバイスなど、総合的な観点からお口の健康をサポートします。
皆様にお伝えしたいことは、、
「まだ大丈夫だろう」と歯周病を放置していませんか?歯周病はサイレントキラーとも呼ばれ、気づかないうちに静かに進行していきます。ご自身の歯を一生涯健康に保つためには、早期発見・早期治療が何よりも大切です。
長浜歯科医院では、歯周病認定医として、皆様のお口の健康を全力でサポートいたします。少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。皆様のご来院を心よりお待ちしております。