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- 2025-8-18
- CATEGORY歯周病
リスクファクターを知ることが、歯周病を改善する第一歩
歯周病の危険因子を知る=身近な病気であることを知る。
歯周病を発生させる確率が高くなる危険因子についてご存知ですか?
CMなどで、歯周病菌が歯肉炎や歯周炎(歯槽膿漏)の原因になります!という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、歯周病菌以外にも歯周病を発生させる確率を高めてしまう危険因子が存在します。
この危険因子を知ることはとても重要で、歯周病がどれだけご自身にとって身近な病気であるかを知るきっかけになると思います。ぜひ、最後までお読みください。
歯周病の発生・進行に関与する3つの危険因子
歯周病には多くの危険因子が存在しますが、大きく分けると、以下の3つに大別されます。
- 細菌因子
- 宿主因子
- 環境因子
これだけ見ても、よくわからないと思います。これらの危険因子がどのように歯周病の発生や進行に関わるのかを詳しくご説明していきます。

細菌因子
歯周病菌は、歯周病の発症・進行に関与する細菌群です。
プラーク(歯垢)として歯面もしくは歯の根の表面にバイオフィルムと呼ばれる膜を形成して定着します。バイオフィルムは頑固で、うがいなどでは除去することができません。
バイオフィルムはシンクのヌメりをイメージしていただくとわかりやすいです。実はあのヌメリも細菌群が膜を形成して、頑固にこびりついたバイオフィルムです。
宿主因子
宿主因子というのは、局所的(口腔内)因子と全身因子に分けられます。それぞれについてご説明します。
局所的因子
- プラークの蓄積を助長するプラークリテンションファクター
- 歯石
- 歯列不正(悪い歯並び、叢生など)
- 歯の形態異常(矮小歯や巨大歯など)
- 口腔軟組織の形態異常
(歯肉の退縮、歯と歯茎の境目や歯の根の表面のむし歯、不適合な修復物・補綴装置・矯正装置など)
- 炎症増悪因子
- 食片圧入(食べ物が歯の間に挟まる)
- 口呼吸
- 外傷性因子
- 咬合性外傷(咬む力によって歯周組織が壊される)
- 歯ぎしり、食いしばり、噛み締め
- 舌癖、口唇癖(舌で歯を押す、唇を噛むなど)
歯周病を治療しているのに治らないと感じる方を検査してみると、咬合性外傷や歯ぎしり・食いしばりなどの「噛む」という行為が関係していることが意外にも多くあります。
全身因子
- 年齢(加齢)
- 遺伝的因子(人種・性別・体質)
- 全身疾患(糖尿病・ヒト免疫不全ウイルス感染・血液疾患など)
特に、糖尿病と歯周病は相互に関連する病気として重要です。
心疾患と脳卒中と合わせて歯周病も糖尿病の合併症であることがわかっています。
環境因子
- 喫煙
- ストレス
- 栄養障害(ビタミンC・D、カルシウム)
- 肥満
など、生活に組み込まれているものが多くあります。
なかでも、喫煙は受動喫煙や電子タバコも全身の臓器に大きな影響を及ぼします。
歯周病に関しては、発症や進行に影響を与える最大のリスクファクターです。
危険因子を排除すれば歯周病になる確率は減少する!
この危険因子は、排除することができれば歯周病が発症する確率を減少させることができる要因の総称と定義されています。
ここで注意が必要なのは、現在歯周病に罹患している方は、治療を行ってから危険因子を排除しなければ歯周病の進行は止まりません。まずはご自身の状態を知るために歯科医院で検査を受け、ご自身の状態をきちんとご理解された上で治療及びメンテナンスを行うことが重要です。
その上で危険因子の排除を行うことができれば、あなたの大切な歯と全身の健康を守ることに繋がります。
大切なのは、検査を受けてご自身のお口のことをご自身が知ることです。歯周病の専門家がいる歯科医院を訪れてみましょう。
日本歯周病学会引用https://periobook.perio.jp/periodontal-knowledge/30/
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