blogブログ
- 2025-10-2
- CATEGORYむし歯
災害時の口腔ケア・歯科治療 平易な「Q&A」
Q11. 口が渇いて困っていますがどうすれば?
水分の不足やストレスなどで、唾液が減ることが原因です。ストレスの緩和も兼ねて、
ガムなどを噛むのも有効です。水分を口に含んで潤したり、マスクをつけて蒸発を予防す
るのも良いでしょう。
かぜやインフルエンザの予防のためだけでなく、マスクをつけることで蒸発が少なくな
り口の乾きも和らげることができます。特に、冬場の避難所のような湿度の低い環境では
有効です。
歯みがき剤のようなチューブに入った保湿ジェルは乾燥予防に有効です。小豆大程度を、
舌や頬の粘膜に薄く塗り広げてください。入れ歯が歯肉に接する部分に塗ると、入れ歯の
安定に役立つことがあります。
Q12. 口臭が気になりますがどうすれば?
被災後の不自由な生活環境を背景に、口腔の「不衛生」と「乾燥」が原因になっている
ことが多いです。歯みがきと洗口を中心とした口腔清掃による衛生状態の改善と保湿によ
って、口臭を大幅に改善できます。
衛生状態の改善には、何といっても歯みがきです。歯ブラシで歯の表面を擦って、歯垢
を除去するようにしてください。歯垢は、歯の表面に付着した菌の塊で、悪臭を発します。
歯みがき剤がなければ、歯ブラシを水で濡らすだけでもかまいませんが、歯みがき剤や洗
口液・うがい薬などがあれば、手洗い時の石けんと同じように、歯垢を除去しやすくなり
ます。そして、仕上げにブクブク洗口をしてください。洗口は、乾燥予防にも有効です。
乾燥は唾液の分泌が減ることが原因です。水分摂取の不足やストレスは唾液の分泌を少
なくします。ストレスの緩和も兼ねて、手に入ればガムを噛むのも有効です。乾燥予防に
は、マスクをつけるのも良いでしょう。
口の中に塗る湿潤ジェルを入手できるようであれば、舌や頬の粘膜に薄く塗ってもらう
のも、乾燥、口臭の予防に有効です。
Q13. 歯がしみる痛みの原因と対策は?
冷たい水や歯みがき時のみ歯がしみる時は、むし歯か知覚過敏が疑われます。しみるか
らと言って、歯みがきをしないと悪化する場合が多いので、冷たくない水で歯みがき・う
がいをするなどのくふうをしてください。知覚過敏にはシュミテクトという歯みがき剤を
入手できれば試みてください。
冷たい水だけでなく甘いものさらには温かいお湯がしみる時には、むし歯による痛みが
疑われます。刺激がなくてもズキズキ痛むようになるとさらに重症です。歯科への受診も
しくは往診を依頼できないか、痛みがひどくならないうちに早急に相談してください。
歯科治療を受けられない場合、新今治水や正露丸はどうでしょう?これらには歯科治療
で使用する成分も含まれており、むし歯の穴に詰め込むと痛みを一時的に緩和できる場合
があります。しかし、逆に痛みを悪化させたり、歯肉に接触すると炎症を生じる可能性が
ありますので、積極的にはおすすめできません。
むしろ無難な方法として、歯痛に効くツボを紹介しておきます。手の甲で、親指と人差
し指の付け根あたりに「合谷」というツボが歯痛にも効くとされています。強く押したり
揉んだりすることで、歯痛が緩和されることがあります。
Q14.歯肉(歯ぐき)の部分が痛む原因と対策は?
歯周病や親知らず(智歯)が原因で歯肉に炎症が生じていることが疑われます。また、
何かモノを噛むと痛みが増強する場合には、歯肉や歯を支える骨の部分の炎症による痛み
が疑われます。このような時には、なるべく刺激しないようにします。
歯と歯肉の境界部付近をうがい薬などでやさしく消毒すると症状が緩和することがあり
ます。抗菌薬(抗生物質)を入手できないか相談してください。
奥歯の痛みや歯肉の腫れから、発熱や寒気を生じたり、口が開きにくい、唾を飲み込む
と喉が痛い、というような症状に発展した時には、危険なサインですので、至急医療従事
者に連絡してください。
Q15.歯のつめものがとれましたが、どうすれば良い?
外れた歯のつめもの、かぶせなどは、紛失しないように保管します。ティッシュペーパ
ーなどに包んでおくと、間違って捨てられてしまいますので要注意です。
歯科への受診もしくは往診を依頼できないか、相談してください。状態が良ければ、元
に戻すことができます。
Q16.入れ歯の調子が悪い時は、どうしたら良い?
まず、入れ歯の内面(歯肉にあたる部分)に食物などの汚れが付着したままになってい
ないか確認し、清潔にしてください。食べる時以外は外しておくことで、入れ歯があたっ
て痛い部分の刺激を少なくしてみて、改善しないようであれば、歯科への受診もしくは往
診を依頼できないかを相談してください。
入手できるのであれば応急的に義歯安定剤を使用するも一法ですが、さらに症状が悪化
することもありますので要注意です。
義歯安定剤がない場合には、入れ歯の内面に、オブラート2枚程度や、ティッシュペー
パーを1~2枚分あててみると、改善することがあります。
Q17.口内炎の予防や治療は?
栄養の偏り、睡眠不足などで身体の抵抗力(いわゆる体力)が低下すると、アフタとい
う口内炎ができやすくなります。また口の中が乾燥すると、口内炎のような傷(潰瘍)が
できやすくなります。
ケナログなどのステロイド軟膏で一時的に痛みが和らぎますが、必ずしも治癒が早まる
わけではありません。ウイルスやカビが原因の口内炎では、ステロイド軟膏で悪化するこ
とがありますので、素人判断は禁物です。
Q18.歯科との協力が必要な状況とは?
歯の痛み、入れ歯の不調などの訴えがなくても、潜在的な問題点を抱える被災者が多く
います。唾を飲み込んだ時の痛み(嚥下痛)や口が開きにくい(開口障害)は緊急性の高
い炎症症状です。
むし歯や歯周病を放置しておくと痛みや口臭の原因になるだけでなく、菌による炎症が
拡大すると敗血症など、命に関わることもあります。痛くなくても重症なこともあります
ので、注意してください。
Q19.ジュースやお菓子ばかりたべていますが、むし歯には大丈夫でしょうか。
水分やカロリーの補給にジュースやお菓子は貴重ですが、長期的な視点ではむし歯にな
らないように気をつける必要があります。ご存じの通り、歯みがきをしっかりすることが
むし歯予防の基本ですが、飲食の順序の工夫など、ちょっとしたことの積み重ねでむし歯
になる危険性を少なくすることができます。
砂糖が多く含まれ、しかも歯にくっつきやすい食品、たとえばキャラメルは最も危険な
ものです。歯にくっつきやすい食品を食べたら、その後にリンゴなどを食べることで、粘
着性のものを落とすことができます。
歯にはくっつかなくても、意外に糖が多く含まれており、なおかつ酸性の製品が多いの
で、この点ではスポーツドリンクも要注意です。スポーツドリンクを飲んだ後、水やお茶
をひと口含む、このような小さな心がけが大切です。
なお、砂糖やブドウ糖、果糖とは異なり、ステビア、キシリトール、パラチノースなど
の代用糖はむし歯にならない糖です。これらはむし歯の原因となる酸を産生しませんので、
むし歯にはなりません。
Q20.歯ブラシの交換の目安は?
歯ブラシは毛が広がったら、汚れを除去できる効率が大幅に低下しますので、交換の目
安としてください。歯ブラシを廃棄する前に、洗面台の隅の部分など、清掃しにくい所の
清掃用具として廃物利用されてはいかがでしょう。
Q21.脱水時に有効な経口補水塩(液)の作り方は?
発熱、下痢、嘔吐などの脱水症状に対し、経口補水塩(液)は、水よりも吸収が良好で
す。水1L に砂糖40g(大さじ 4.5)、食塩3g(小さじ半分)が基本で、1割程度グ
レープフルーツジュースを追加、吸収をさらに向上させるために少量の重曹を添加など
のレシピもあります。
Q22.経管栄養のチューブの詰まりを防ぐ工夫は?
栄養剤を注入後、充分量の水でフラッシュすることが前提です。その後に食酢を 10 倍に
薄め、チューブに満たしておくと、チューブ内の菌の繁殖や詰まりを少なくできます。
「古河市 歯医者」「古河市上辺見 歯科」「古河 歯周病」「古河 インプラント」「痛くない歯医者 古河」といったキーワードで検索される方々に、当院の存在を知っていただけるよう、これからも地域に根ざした歯科医療を提供していきます。
どんな些細なことでも構いません。お口のお悩みは、古河市上辺見の長浜歯科医院にご相談ください。
私たちと一緒に、健康で美しい歯を守っていきましょう。