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  • 2025-10-16
  • CATEGORY根管治療

【歯内療法とは?】ムシ歯の進行度と歯の根の治療(根管治療)のすべて

歯内療法とは

「シナイリョウホウ」と聞くと、ちょっと分かりにくいでしょうが、「歯内療法」という字をみていただくと、想像していただけるでしょう。歯内療法とは文字通り、「歯の内部の治療」のことをいいます。ですから本来の 広い意味の定義では、むし歯(う蝕)の治療をして、セメントなどをつめることも含まれます。しかし、通常は、 歯の根の中の管(これを根管といいます)に関した治療を、歯内療法と呼んでいます。

歯は、人体の中で一番硬い組織ですが、その中には、俗にシンケイと呼ばれている歯髄という軟らかい組織が あって、根の先のほうの小さな孔で、あごの骨の中の神経や血管とつながっています。この歯髄が、むし歯(う蝕 )や外傷で、細菌の感染を受けたような場合には、歯がひどく痛んだり、歯肉が腫れたりします。このような時に、 もし、その歯を救い、さらに長い間機能させたいと思うならば、歯髄の一部や全部を除去して歯を残すような治療 をしなければなりません。そこで、歯内療法が行われるのです。

一般には、歯の神経の治療と言われ、歯を支える土台としての根(根管)の処置なので、根管治療(コンカンチリョウ)という治療法を行います。 歯を保存したいという気持ちと、そのための良い方法を探究し続ける努力から生まれたこの『歯内療法(根管治療)』により、 みなさんの歯を更に長生きさせることができます。

ムシ歯の進行は5段階にわけられます。

C0

《歯の状態・治療方法》
溝に着色。歯面清掃を徹底して、経過観察。虫歯の進行はないかもしれない。歯科医 の定期的な診査の上で。

C1

《歯の状態・治療方法》
歯の表面のエナメル質だけがムシ歯になっている状態です。歯の表面がザラついたり、シミや小さな黒い点ができますが、 痛みはありません。ごく初期なので、ムシ歯になっている部分だけを削って、穴をつめて治療をします。

《治療》
虫歯のところだけ除去し、詰める。

C2

《歯の状態・治療方法》
歯のエナメル質をやぶり、その下にある象牙質にまで進行した状態です。この状態になると、 冷たい水や甘いものなどを食べるとしみるようになります。また、食べ物を噛んだ時などに痛みを感じることもあります。 C1と同じく、歯冠部の治療で完了します。

《治療》
虫歯の部分を除去。歯髄を保護して詰める。

C3

《歯の状態・治療方法》
歯髄という歯の神経に達し、炎症が起きます。穴が深く、大きくなるためいつも痛むようになります。 神経を残すことが最良の方法と考え、出来るだけ神経を抜かない努力をします。 昔は悪い歯はすぐ抜いていましたが、できるだけ歯を残すという考えで、このような治療を行います。

《治療》
歯質の残存の状態により修復の方法は異なるが神経をとった歯は破損の心配があるので咬む面は保護することが必要になる。 根管治療をして神経のあった穴を完全に封鎖する。

C4

《歯の状態・治療方法》
ムシ歯がもっとも進行した状態です。歯の根(歯根)の部分だけが残って歯髄は腐敗しています。 このためアゴの骨までやられると痛みが出たり腫れたりします。 健康な歯質がある程度残り、歯根の長さが十分ある場合は、出来るだけ残す努力をします。

《治療》
根管治療をして神経のあった穴を完全に封鎖する。 歯の形態を回復して冠をかぶせる。

日本歯内療法学会

こんなお悩みありませんか?

精密根管治療(マイクロエンド)は、このような方におすすめです

  • ご自身の歯をできるだけ長く残したい方
  • より高精度で丁寧な歯科治療をご希望の方
  • 他院で「神経を取る必要がある」と診断された方
  • 神経の内部に穴が開いており、治療が難しいと言われた方
  • 抜歯を勧められたが、可能な限り歯を残したい方
  • 全身疾患や服薬の影響で外科的処置が難しい方
  • 治療をしても再発を繰り返す歯がある方
  • 体調を崩すと、歯ぐきにニキビのような膨らみができる方
  • 通院回数をできるだけ少なくしたい方
  • セラミックなどの被せ物をする前に、内部の治療をきちんと済ませたい方
  • 古い金属の土台が入っていて、再治療を断られた経験のある方
  • 根管治療中、または治療後に痛みが残っている方
  • 副鼻腔炎と診断され、耳鼻科から歯科の受診を勧められた方
  • 通院できる曜日や時間が限られており、事前に予定を立ててスムーズに治療を進めたい方
精密根管治療とは

根管治療とは、むし歯などによって感染した歯の神経(歯髄)を取り除き、内部を丁寧に洗浄・消毒したうえで、薬剤を詰めて密封する治療です。「歯内療法」とも呼ばれ、歯をできるだけ抜かずに残すための大切な処置です。

しかし日本の保険診療では、限られた時間や設備のなかで治療が行われることも多く、専門性が求められる根管治療の成功率は約40%とされているデータもあります。

また、世界的な調査では、根管治療を受けた歯の約半数に「根尖病巣(根の先端にできる炎症)」が見られ、治療していない歯であっても、一定の割合で無症状のまま炎症が起きていることもわかっています。

当院では、歯を残すための保存治療に力を入れています。歯科用CTで神経や骨の状態を立体的に把握し、治療中はラバーダム防湿による清潔な環境下で、専用の器具やバイオセラミックス系の薬剤を用いて、精密かつ確実に治療を行います。
これにより、再発や再治療のリスクをできる限り抑えることができます。

最近では、再治療を希望される方や、根管治療に対してしっかり取り組みたいと考える患者さんが増えています。歯を長く守るために、より精度の高い治療を求める方々が多くなってきたことを実感しています。

歯内療法が必要とされるとき

歯の中には「歯髄」と呼ばれるやわらかい組織があり、神経や血管とつながっています。むし歯が進行し、歯髄にまで細菌が入り込むと、激しい痛みや歯ぐきの腫れを引き起こすことがあります。こうした場合、歯髄を処置して炎症を取り除く「歯内療法」が必要になります。

歯内療法(根管治療)とは?

「根管(こんかん)」とは、歯の根の中にある細い管のことを指します。歯内療法(根管治療)は、この根管内に感染した歯髄を除去し、再び感染しないようにしっかりと洗浄・殺菌・封鎖する治療です。
神経に達したむし歯でも、歯を抜かずに長く使い続けるためには、精密な根管治療が欠かせません。

日本と海外における根管治療の成功率の違い

根管治療は歯を残すためにとても重要な治療ですが、日本の保険診療で行われる根管治療の成功率は、約30〜50%にとどまるとされています。
つまり、治療を受けた歯の半数以上が、再び炎症を起こすなどして再治療が必要になる可能性があるのです。

保険適用の治療では、使用できる材料や治療にかけられる時間に制限があるため、精密な処置が難しい場合があります。そのため、最初の治療でしっかりと原因を取り除けなければ、再発を繰り返し、結果として歯を失うリスクが高まります。

一度神経を取った歯は、見た目に変化がなくても、内部の構造は弱くなっており、繰り返す治療によってさらにダメージが蓄積されていきます。そうなると、将来的にその歯を長く保つことが難しくなることもあります。

根管治療の成功率

諸外国の根管治療の成功率

  • 初回治療94%研究者 / Weiger,et al.
    報告年 / 2000年
  • 再治療(外科的処置)66%研究者 / Schwrtz,et al.
    報告年 / 2003年
  • 再治療(非外科的処置)82%研究者 / Friedman,et al
    報告年 / 2008年
  • 再治療(マイクロスコープを使用した
    外科的処置)96%研究者 / Christiansen,et al.
    報告年 / 2009年

須田 英明 根管処置歯における根尖部X線透過像の発現率. 日歯内療法誌 32(1) 1-10 2011.

当院が患者さんに選ばれる理由

他院との違いを比較してご紹介します① 三種の先進的な機器を活用した根管治療当院では、現代の根管治療に欠かせない「歯科用CT」「マイクロスコープ」「NiTiファイル」の三種をすべて導入。立体的な診断と高精度な処置を可能にし、治療の成功率を高めています。② 徹底した衛生管理で治療環境を提供医療において最も重要な衛生管理にも徹底的にこだわっています。
使用可能な器具はすべてディスポーザブル(使い捨て)とし、それ以外の器具は、滅菌し、常に清潔な状態で治療にあたります。

当院が大切にしていること

① 精密な診断で治療の質を高める

当院では歯科用CTを使った3D画像解析で、歯の神経の本数や位置を正確に把握しています。さらにマイクロスコープで最大20倍まで拡大し、細部まで詳細に確認しながら治療を進めることで、これまで見えなかった部分も明確にし、高精度な処置を実現しています。

② ラバーダムによる徹底した感染予防

根管治療の成功に不可欠な無菌環境を守るため、当院では必ずラバーダム防湿を行っています。これにより唾液などの細菌が歯の内部に入るのを防ぎ、感染リスクを大幅に軽減。保険診療で一般的な簡易防湿とは異なり、確実な感染対策を実施しています。さらに、複数の殺菌洗浄液と超音波洗浄を組み合わせて、歯の内部の無菌化に努めています。

③ Minimal Intervention(最小侵襲治療)

当院は国際歯科連盟の「MI(最小侵襲)」理念に基づき、歯科用CTや高性能器具・薬剤を活用して削る量を最小限に抑え歯を長く残す治療を行っています。
また、極細35G針の採用など痛みの軽減にも徹底して配慮し、患者さんの負担や歯根破折リスクも最小限にすることに努めています。

精密根管治療の流れ

歯科用CT

3Dで歯や神経、骨の状態を詳細に把握し、精密な診断を行います。

歯の清掃

マイクロスコープを使い感染した歯質・歯髄を徹底除去します。器具は厳密に滅菌しています。
ラバーダムで治療部位を隔離し、無菌状態で処置します。

洗浄・消毒

次亜塩素酸ナトリウムやEDTAなどの薬剤で根管内を洗浄・消毒し、再感染を防ぎます。
EDDYチップで洗浄効果を高めます。

根管充填

痛みや炎症がないことを確認後、MTAセメントやバイオセラミックスシーラーで根管を密封します。

被せ物の装着

根管治療後に穴を被せ物で補い、噛み合わせを調整して治療完了です。

メンテナンス

根管治療した歯は弱くなりやすいので、定期的な検診とケアが重要です。
当院は長持ちする土台作りを重視し、患者さんの歯を守ります。

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精密根管治療の症例集はこちらからご覧いただけます

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どんな些細なことでも構いません。お口のお悩みは、古河市上辺見の長浜歯科医院にご相談ください。
私たちと一緒に、健康で美しい歯を守っていきましょう。

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