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- 2025-10-19
- CATEGORY根管治療
「根の先」の膿はなぜ再発する?治療中の腫れ・痛みの対処法と、深く削る理由
Q1, 根の先に病気ができているけれど確実に治るとは限らないと言われたのですが、どうしてですか?
A1, 根の先にできた病気の原因は根管の中の細菌であり、根管治療ではそれを取り除く治療を行います。 しかし、歯の根管はまっすぐな管ではなく、曲がっていたり、枝分かれしていたりするため、 一度細菌に感染してしまった根管を完全に無菌化することは非常に困難です。 また、根の先が溶けてしまい根の表面に細菌が住み着いてしまう状態になることもあります。 この状態では根管からの掃除では細菌を取り除くことができません。 その他さまざまな原因で、一度症状が治まっても再発する場合もあります。 これまでの報告では根の先に病気のある歯の根管治療の成功率は、60~80%程度とされています。 したがって、確実に治るとは限らないという表現になったと思われます。 歯の状態はそれぞれの歯によって異なりますので、主治医とよく相談して下さい。
Q2, 神経をとるのに大きな穴が開くのですが、あんなに削ってだいじょうぶですか?
A2, 歯は構造上内部が軟らかいので、虫歯は外から見えている以上に中で広がっていることが多いです。 そこで悪いところはすべて取り、さらに残った部分がかみ合わせの力で割れないように 形を整えると大きな穴が開いたように感じますが、歯を残して治療していくために必要な処置です。
Q3, 治療期間中にすごく腫れたのですが、大丈夫ですか?
A3, 根の先はからだの中につながっていますので、根の中の細菌などの感染源を除去する根管治療では、 一時的に細菌などがからだの中に入ります。するとからだの方では入ってきた細菌などに対して 免疫反応が生じて、からだの均衡を保とうとします。 この反応の結果、歯がしくしくしたり浮いた感じがしたり、場合によっては 根の先の歯肉が腫れたりすることがあります。 症状が軽度なものは3~4割程度の確率で生じるとされ、通常は1週間程度で自然に治まります。 一方、残念ながら根の先の歯肉が腫れたり、ズキズキした痛みを伴う症状 (フレアーアップと呼ばれています)が生じることも数%の確率であります。 この場合は洗浄や抗生物質や鎮痛剤の服用などの処置が必要になります。 いずれの症状が出ても、根管治療の成功率には影響がないとされています。 主治医とよく相談して治療を最後まで続けて下さい。
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