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  • 2024-3-1
  • CATEGORY歯周病

喫煙と歯周病


たばこの煙には4,000種以上の化学物質が含まれており、
そのうち有害であることが分かっている物質は
200種を超えています。喫煙と言うと肺炎を
想像しますが、歯周病にも大きな危険因子
として挙げられています。

喫煙者は吸わない人に比べて2~9倍歯周病になりやすい 

【喫煙による歯周病への影響】

1 歯肉に酸素や栄養を供給する血管が、タバコのニコチンにより収縮してしまいます。
  そして、歯肉への栄養が行かなくなり、歯周病の検査においては、病気の重症度が
  過小評価されてしまいます。また、歯周病の自覚症状の1つの「歯磨きをして歯茎から血が出る」が、血管の
  収縮により抑制され、ご自身での発見が遅れてしまいます。
2. 歯周病菌と戦う白血球の機能(免疫能)が低下してしまい、少ない細菌数でも歯周病が
  発症してしまします。
3 歯と歯肉の境目にある溝の中の酸素が不足し、酸素が大嫌いな歯周病菌にとって繁殖し
  やすい環境を作ってしまいます。
4 歯肉を修復するために必要な機能が抑制され、歯周治療に対し反応が悪く直りにくい
  状態になってしまいます。

 
【喫煙による全身への影響】

臨世界保健機関(WHO)などによる試算では、世界中で年間約 300万人が、たばこが原因で死亡しています。
くも膜下出血 3.2倍
脳梗塞 2.2 倍
口腔がん 3.0倍喉頭がん 32.5倍
食道がん 2.2倍
肺がん 4.5倍
肝臓がん 1.5倍
肝硬変 1.2倍
膀胱がん 1.6倍
冠動脈性心臓病 1.7倍
胃がん 1.5倍
すい臓がん 1.6倍
乳がん 3.9倍 子宮頸がん 1.6倍
非喫煙者と比較した喫煙者の死亡率


NPO法人日本臨床歯周病学会