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- 2023-12-11
- CATEGORY歯周病
【プラーク(歯垢)を取り除く】
前回のブログでは機械的(歯ブラシや器具)にプラーク(歯垢)を取り除くことが歯周治療の基本ですと説明しました。
ではどのようにプラークを取り除けばよいのでしょうか?
①プロフェショナルケア(スケーリングやSRPやPMTC)で取り除く
②セルフケア(自身での歯磨き)で取り除く
この2種類の方法で取り除きます。
ここで興味深い研究論文を2つご紹介したいと思います。
①歯科医院でPMTC(プロフェショナル ティース クリーニング)を頻回にそして徹底的に行ったとしても
患者さんにセルフケアが十分に出来ていない、または全くしていなければ、プラーク(歯垢)は4日ほどで歯に付着し元の細菌叢に戻ってしまい細菌は繁殖してしまいます。
※10名の被験者にプロフェショナルケアを実施し 実験群はその後含嗽剤で洗口のみ コントロール群は一切の口腔清掃なし 結果は両群ともに4日後にはプラーク(歯垢)が形成された。
「The effect of chlorhexidine regimen on de novo plaque formation .J Clin Periodontol 2004;31(8):609-614」
②プロフェショナルケアを歯科医院で定期的に実施し、セルフケア(歯みがき)が十分に出来ていれば歯肉縁下のプラーク(歯垢)の歯周病原細菌も減少することも分かっています。
※プラークコントロール(歯磨き)を確実に行い、頻繁に専門家によるプラーク除去を行っている場合は歯肉縁上プラークの細菌数は減少し、しかも歯ブラシではほとんど届いていないはずの歯肉縁下プラークに含まれる細菌数も減少していたという論文「The effect of supragingvalplaque control on the subgingivalmicroflora in human periodontitis.J Clin Periodontol 1996;23(10):934-940」
つまり・・・①と②をまとめると
毎日の食後の歯磨きで丁寧にかつ確実にプラーク(歯垢)を取り除き、定期的に歯科医院でプロフェショナルケアを受け
プラーク(歯垢)取り除くのです。
古河市上辺見【歯周病】なら【長浜歯科医院】