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  • 2024-3-14
  • CATEGORYむし歯

【う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法】

日本の子どものう蝕は経年的に減少傾向にあるが、その罹患率は他の疾患と比較しても高く、また成人では約3人に1人が未処置う蝕を有し、高齢者ではう蝕経験者は増加している。
う蝕予防のフッ化物応用は75年以上の歴史で安全性と有効性が繰り返し確認されており、中でもフッ化物配合歯磨剤は日本で広く普及している。フッ化物応用の研究のアップデートや、市販歯磨剤のフッ化物濃度の変更、国際的な推奨の更新を受け、日本のう蝕予防および治療を専門とする4学会合同で、現在の我が国における推奨されるフッ化物配合歯磨剤の利用方法を「4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」としてとりまとめ、本年1月に文章を発出した。今般、その普及版として、一部改訂し、著作権フリーの写真を使用したものを作成したので、活用いただきたい
日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会

  • 乳歯が生え始めたら、ガーゼやコットンを使っておロのケアの練習を始める。歯ブラシに慣れてきたら、歯ブラシを用いた保護者による歯みがきを開始する。
  • 子どもが誤って歯磨剤のチューブごと食べるなど大量に飲み込まないように注意する。
  • 要介護者で嚥下障害を認める場合、ブラッシング時に唾液や歯磨剤を誤嚥する可能性もあるので、ガーゼ等による吸水や吸引器を併用するのもよい。また,歯磨剤のために食渣等の視認性が低下するような場合は、除去してからブラッシングを行う。またブラッシングの回数も状況に応じて考慮する。
  • 水道水フロリデーションなどのフッ化物全身応用が利用できない日本では、歯磨剤に加えフッ化物洗口やフッ化物歯面塗布の組合せも重要である。
  • どの年齢でも、歯みがきについて歯科医師等の指導を受けるのが望ましい。

※1:写真の歯ブラシの植毛部の長さは約2cmである。
※2:歯科医師の指示によりう蝕のリスクが高いこどもに対して、1,000ppmFを超える高濃度のフッ化物配合歯磨剤を使用することもある。

日本小児歯科学会のHPから引用 古河市上辺見【予防】なら【長浜歯科医院】